近江町市場は堪能した。
さすが金沢の台所。すばらしい。
この賑わいは見てる方も元気をいただける。
力が湧いてきたんで観光を続ける。
たしか、近場で町民文化の史跡みたいなのがあったはず。
浅野川の方向に向かって歩いてみる。
雨が降ってきた。
小雨ではあるけど歩き難い。傘をだしたりたたんだり。
で、街歩き。
なるほど、趣のある通りである。
なんとなく昭和、大正の雰囲気が感じられる。
さて、どっか見せていただこう。
町民文化館?
お休み。 残念。
では、歩こう。
他には?
普通に住んではる。
普通にお店をやってはる。
むりやり中を見せてもらうような雰囲気ではない。
外から眺めて歩く。
雨が冷たい。
とくになんということもなく歩く。
随分行くと、「泉鏡花記念館」があった、
なんと、こんなとこに泉鏡花の家があるのか。
この人の小説、大好きだ。
とても妖しい、魔性の世界。幽玄の世界。
ええですなあ。
「高野聖」がいい。
諸国を巡り歩く、高野聖の物語。
ある日、山道を行きくれて、難儀していた。
ようやく一軒の家に辿り着いた。一夜の宿を願う。
色っぽいおかみさんがいて、優しくしてくれる。
あたりには、蝦蟇やら、馬やら、牛やら、変な動物がうろしてる。
女の様子が変に艶かしい。
なんだか悪い予感が・・・・
もしかしたら、みなこの魔女に出あって、化け物にされてしまった旅人たちか?
なんと恐ろしい・・・
なんとおぞましい・・・
とても、面白い作品だった。
泉鏡花、ええですなあ。
記念館行きたかったなあ。
魔性の女が居てはるんやろか。霊気が漂ってるんやろか。
近くに面白げなお店が。
しかし、お休み。
残念。
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泉鏡花記念館の地図。
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