帰って蟹を食った話。
さて、閑話休題。
北陸話の途中ではあるけど、近江町市場で蟹を買って帰った話をした。
そいつは、もちろん食ったのだ。
まず、セコカニを食った。
香箱蟹、セコカニとかいう、ちっちゃいけど美味しいやつだ。
食う時はやっぱり、カニ面みたいにまとめると美しい。
こうなると食うのがもったいないけど、やっぱり食う。
酒を飲みながらくう。これが一番。
とても美味しい。
しみじみ美味い。豊かな味わいだ。
さすが北陸。ええもん食ってはる。ええもん売ってはる。
店で食っても美味いけど家で食ってもとても美味しい。
さて、蟹を食う。
前座が大満足やったんで、本命をいく。
これまた、豊穣。
大贅沢な味。ケチったんでそれほど上等のやつは買えんかったけど、リタイア爺さんにはこれで十分。
通販の安物とは全然違う。
こっちのスーパーで帰るような冷凍モンとは全然ちがう。
さすが北陸。
さすが近江町市場。
ええですなあ。
食い終わるのが惜しい。しみじみ美味い。
やっぱり美味いモンは美味い。
誰もが好きな味。ええですなあ。
美味礼讃
ブリア=サヴァランというフランスの人の「美味礼讃」って本がある。
味覚の定義やら、味覚の研究やら、なんやらかんやら、微に入り細に入り蘊蓄やらを書き連ねたやつだ。
中国には袁 枚という人の「随園食単」というのがある。
やっぱり食の国には美食を極めた人たちがいる。
それがええんやけど、これには苦い思い出がある。
こういう話を引用して、会社の同僚の結婚式で祝辞の中に盛り込んだことがあって、みなさんにドン引きされた。えらい顰蹙モンやった。
いまの蟹の話とはなんの関係もないけど、食いもんはひたすら食って、「美味い」とだけ言うてればええんで、能書きは必要ないのだ。
まあ、どうでもええけど。
つい、カニの絵を描いたんで、思い出した。
後日、他のも食った。
干物がとてもおいしかった。
鯖のヘシコが酒のアテとして抜群であった。
フグの糠漬けもうまかった。
チビチビといつまでも飲んでられる。
ええですなあ。
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