富山、宇奈月方面に旅した話−03、驟雨をついて「きっときと市場」へ。

雨がひどくなるばかり。

駅を出たらすぐにタクシー乗り場がある。屋根があるんで濡れずに行ける。

幸い客待ちの車があった。ありがたい。

タクシーに乗ってよかった。

あじあん

「きっときと市場」までは約30分。

雨は酷くなるばかりだ。もう豪雨ではなかろうか。

やっと着いた。

想像してたののちょっと違う。

わしは、よくある朝市のスタイル、道路の両側に露天の店が並んでる、あるいは商店街的になっている、というやつだ。

モノを見ながら道を通っていくと、両側から元気なおじさんやおばさんから声がかかる。

モノと一緒に元気も貰える。

そんなとこ大好き。

あじあん

「きっときと市場」

ここは、そういう形態ではない。わしが勝手に思い込んでただけなのだ。

簡単に言えば、というか、まさしく道の駅やね。

大きな建物の中にいろんな店がいっぱいある。

外は雨やのにえらい人がいる。みなさんどうやって来たんやろって不思議に思ってたら、観光バスが次から次への到着するのだ。

バスがつく度に、添乗員さんが旗を持って降りて来て、どどっと人がついてくる。

それゆえ、中は人があふれているのだ。

なんせ、外には行かれへん。行っても何もなさそうやけど。

中には、お店がいっぱい。

海産物があっちでもこっちでも。

干物もあるし、お酒の供もある。ご飯の供もある。

生モノはないんかな?

しかし、一番欲しいのは蟹。

蟹はどこだ?

どこにも見当たらない。

置いてた名残はあるけど、場所は空っぽだ。

聞いてみたら、とっくに売り切れたらしい。やっぱりなあ。こんだけ人が来たらすぐ売り切れるわなあ。

ただし、レストランを覗いたら食ってる人がいる。

あれは事前予約の人達やからということ。うらやましや。

一通り見たら、腹が減ってる。

昼飯はここで食うつもりできたのだ。

あじあん

では、どっかで食おう。

と思っても、どこも満員。いくつかある食堂をはどれを覗いてみても順番待ちシートに名前がいっぱい書いてあって、1時間以上の待ちになってる。

これは、あかん昼飯食われへんやんか。

店の外にある食堂も、もちろんダメだ。

やむをえん、一番大きそうな店に入って見る。

今ならいける。この場所でよかったらいける。もちろん問題ない。入口の側でも大丈夫。

ちょうどええタイミングやったみたい。

嬉しい。飯が食える。

「きっときと市場」の地図。

あじあん

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