雪の新潟紀行、北越秋山郷を尋ねる旅ー32、JR越後寒川駅で帰りの列車を待つ。

JR越後寒川駅で帰りの列車を待つ。

バスが行ってしまった。今13時すぎだ。折り返しは14:28発のJRに乗ったら、村上経由で
目的地の水原まで行ける。その間に交通手段はないし、乗り遅れたら大変なことにもなる。
今度は視点を変えて列車の車窓から海岸の景色を見るというのも面白いではないか。
それはともかく、このあたりで1時間半ほどを過ごさんとあかんのだ。
遥か遠くに粟島が見える。水平線が美しい。

さてどこで時間を過ごそう。
国道を見渡してもなんもない。建物といえばバス停があるだけだ。
海岸と反対側に少し集落らしきものがある。JRの線路らしきものも見えてるから
越後寒川の駅もその中にあるんやろう。
まずJRの線路をまたぐ。

軒下に薪を積み上げてある。薪ストーブで暖房してはるんやわ。

わしの家も薪ストーブやら燃料のことはいつも気になってる。大量になかったら
寂しい。
喫茶店みたいなんがあったら嬉しいなあと思いつつ集落に向かう。

さすがに海岸沿いは雪が少ない。

通りにでる。喫茶店はおろか、雑貨屋さんとか八百屋さんとか、生活用品のお店すら全くなさそう。

住宅街はあっというまに終わってしまう。

ここでもう集落はおわりだ。

駅は集落の真ん中くらいにある。

駅前のちょっとした賑わいくらいあるやろって期待したけど全くなかった。
駅入り口の自動販売機だけ。
やむなくお茶を買おうとする。いくらコインを入れても出ない。1,000円札を入れると
出るみたい? わけわからん。 ドンとたたいたら出たという人もいた。
駅のドアを入るとすでに待ってる人が居てる。椅子がほぼ満杯だ。
一旦駅のホームにでる。

良い感じだ。海が目の前だ。遠くに粟島が見える。
線路にも雪が残っている。

ホームには何もない。売店はおろか、自動販売機もベンチもない。とても寒い。
待合室に入って、少し席をつめてもらって座る。
とてもひまだ。
先客はサラリーマン風の人が3人、おばちゃんが1人。
こんなとこにサラリーマン? 仕事で来てはるみたい。
こんなとこに仕事? いったい何の? 疑問がわくが聞くのも変やし。
彼らも暇やからいろいろ話をしてはる。先輩から後輩への仕事の経験談やとか
出張した先々での出来事やとか、
そのうち中国や、中国人の話になった。なんかとても興味深い。
わしは中国へたくさん旅行に行ってるし、仕事でも行ったし、いろんな持ちネタがあるつもりだ。
聞いたたら、突っ込みどころもたくさんあるし、ボケところもたくさんある。
おもしろいなあ。
聞き耳をたてながらわしも混ぜて欲しいって思ったけど、なんせ人見知りやから
よう入っていかん。
そのうち突然アナウンスが鳴った。列車が遅れるらしい。
こんなに暇やのにまだ遅れるか。
そのうち遅れが増幅してきた。
乗り換えの新発田で次のに間に合わんかったらどうなんのやろ?
列車は新発田からは羽越本線ではなく白新線で新潟に向かう。わしらは乗り換えんとあかんのだ。
だんだん心配になってきた。けど幸い、遅れは10分くらいですみそうだ。
反対からの列車も来たし

あんなに長かった1時間半もやがて過ぎて、列車がやってきた。

さあ、今からは車窓から見る笹川流れを楽しもう。

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ありがとうございました。