丁蜀鎮、紫沙壷

今回、宜興、丁蜀鎮の旅でまたまた紫沙壷を買って帰りました。
実は今回の上海の旅は、前に宜興に行った時に丁蜀鎮迄行き着かず、
手前のあたりで紫沙壷を買ってしまったので、一度は本場に行ってみたかったのです。
陶磁器博物館も見たいし、工場も見たいし、店も沢山見て回って、
納得して何か逸品を買って帰りたいと勇んでいったわけです。

ところが、時ならぬ雪にあってしまって、
時間が殆ど無くなってしまいました。

仕方がないので、博物館の近くにあった、陶磁器街で勘をたよりに買う事にしました。
2軒ほどまわりましたが、なかなかピッときません。
3軒目です。

ちょっといいのがあったので、
「おばさん、これいくら?」って聞いたら。
「360元」
「まけてよ」って言ったら。
「私は、自分で作って売っているんだよ」、(だから安いんだ)
「都会で買ったら何千元も何万元もするんだよ」
とまくしたててきます。

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品物はどれもよさそうです。
土もよさげだし、蓋のがたつきも殆どありません。
口と上面ととっての上部の3平面もちゃんとしています。

いろいろ迷いましたがやはり最初に目に付いたものにしました。
画も字もいいなと思っています。
紫沙壷は使って育てるといいます。
これから使いながら気に入った風情になるまで育てていこうと思っています。

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毎週月曜はこだわりのモノの話です。