最近夢中で読んだ本、保坂和志、北方謙三

  • 2008年2月5日
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保坂和志、「プレーンソング」
「ぼく」の日常の生活の中に紛れ込んできた若者達、
カメラマニアの男とその彼女、更に映画つくりをあきらめた男、
奇妙なような普通なような共同生活。
猫と競馬、ドラマチックな事はなにも起こらないけど、
淡々と毎日が過ぎる。
こころの動きと街の描写が絶妙。
こういう本っていいなあ。

北方謙三、「水滸伝 16 馳驟の章」
激しい戦いの後、しばしの休戦の時が続く。
梁山泊としても打撃を癒すのに必死だ。
しかし、裏では裏の戦いがある。
和解を餌に停戦を引き伸ばす。一方では、すきあらば暗殺と暗躍する。
そうしているうちに、とうとう道貫が戦場にでた。
道貫は本当に強いのか。

あの九紋龍史進が手も足もでない。翻弄されての敗戦だ。

兵はどんどん集まっていても梁山泊に希望はあるのか。

hon080205

毎週火曜は最近夢中で呼んだ本の話です。