熊野古道の旅、中辺路をちょろっと。−31、「ゲストハウスはてなし」で最後の1泊。

「ゲストハウスはてなし」で最後の1泊。

帰り道はもう真っ暗。また猿が川から山に移動してるかと思いつつよく見たけど
わからんかった。
「ゲストハウスはてない」に着いたら、えらい大盛り上がりだ。
本日到着のお客さんたちが大宴会中だ。
この時点でまだコロナ真っ只中、ちょっと堪忍してほしい。
普通やったら、旅の宿で袖擦り合うも何かの縁、あんまり気にせんと一緒にワイワイに
混ぜてもらうのが旅人のルールみたいなもんやけど、何せ、コロナの真っ只中の頃だ。
やっぱり大声出してる人が多いし、向こうは若いんで重症リスクは低いと見てるんやろけど
こっちは爺さんやから自分で気をつけんとしょうがない。
身を固くして一人で居よう。

幸い、ベッドルームにはまだ誰もくるようではないんで本でも読んで時間を潰して
さっさと寝てしまおう。
同室の人も夜遅く寝にだけ部屋に来た。
そして、夜が明けた。
トイレにいったりウロウロしてももう誰もいない。
朝早く出発したらしい。
さっと来てさっと帰る見事なもんだ。
わしは、朝ごはん代わりに登山の行動食の残りのパンを食ってすませる。
店が開くのを待ってられへん。
今日は、もう帰る日だ。また、日本一長い路線バスに乗って帰る。
本数は少ないんで、乗り遅れがないよう気をつける。1番のバスにはまだ時間があるんで
とりあえず朝の散歩に出る。

ええとこがあったらゆっくり歩き回って次のバスに乗ったらいい。
そういう気持ちで行ってみるけど、まあ、このあたりはここ2、3日でわかってしまったんで
あんまり大した発見はないと思う。
歩いてはみたけど、気分は盛り上がらへん。やっぱり予定通り帰ろう。

宿の方にさよなら言って、すぐ外にある道の駅のそばがバス停だ。実に簡単。
ほぼ定刻にバスが来た。
路線バスだ。入り口でピッとやって中にはいる。最近はこれができるんでとても便利だ。
ちっちゃなスーツケースを持ってるんで邪魔にならんよう気にするけど、幸いお客さんは
殆どいてはらへん。
走り出したらすぐに果無峠越えの入り口のあたりをとおる。

熊野古道が懐かしい。
また、きっと来よう。
やっぱり熊野古道はええわ。

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