大阪近辺の熊野街道を歩く。住吉から仁徳陵まで−06、「方違神社」あたり。

境王子から府道堺大和路線までは。

境王子跡は石碑が一つある以外は普通の街角公園だ。

そこからは一本道を真っ直ぐ南に。

やっぱり普通の街の中。

けやき通りのとなりではあるけど、どっちみち大差ない裏町通りである。

要するになんもない。

しばらく歩くと、正面に森が見えてきた。

あじあん

「方違神社」

あれは「方違神社」というやつだ。

目の前を大通りが走ってる。「府道堺大和王子線」だ。奈良県の大和高田市の方まで続いてる幹線道路でもある。

この辺りは昔の難波の宮と飛鳥宮をつなぐ竹内街道の近くでもあると思う。

あんまりしらんけど。

大通りを渡ったら神社だ。

「ほうちがいさん」ということで堺では、とても有名な神社。ちょっと西に行くと、南海電車、堺東駅である。車でも電車でも来やすい、

住吉大社、出雲大社(初芝)、とならんで有名なんかな?

それは、ええけど、急に道がわからんようになった。

地図を見たら、方違神社の外を回るんか、境内を通り抜けるんか定かではない。わしはこの神社は通り過ぎるばっかりで中に入ったことがない。

ちょっとうろたえながら、境内に入る。

方違いて珍しい名前やけど、いわゆる、方違え、方角の吉凶を占うのがそもそもなのか。

昔は、引っ越しやら旅行やら、どこへ行くにも方角を占ったらしい。方角が悪いと、一旦別のところに移動して、極端な場合はそこに滞在したりして、禍事に出逢うのをさけたらしい。

そんなん昔の話やと思ってたら、田舎暮らしを始めた時、知り合いの人が嫁に行くのに、方角が悪いんで1ヶ月ほど親戚の家に滞在させてもらって、吉日が来てから嫁に行くという話を聞いたことがある。

いまどき面倒な話だ。

あじあん

円孔方木

世の中、方角だけでなく、思うようにいかんことが多い。

丸い穴に、四角い材木は嵌り難い。逆も真なり。

思い違い、食い違い、行き詰まり、理不尽、不条理・・・そんなんばっかりではないか。

ドツボにハマる前に、ちょいと頭を冷やして、神様が宥めてくれて、背中を押してくれたらありがたいかもしれん。

そんな神様があったらええのに。

今は、七五三やら、初節句、なんだかんだとお決まりの行事のお決まりの場所。

それでもビジネスが回ってたらええんじゃない。

てなことで、境内の奥からすでに「反正天皇陵(田出井山古墳)」が見える。

世界遺産になった古墳群の一つ。

あじあん

「反正天皇陵(田出井山古墳)」

こんもりした森を堀が囲んでいる。堺に入るとこんなのがいっぱいある。古墳の町だ。

正式な天皇陵やから宮内庁の管理になってる。

住宅街の中、訪れる人は殆どいないみたい。

すれ違うのは子連れのママさんくらい。

今回の旅をYouTube動画にしました。ご覧下さい。

 

反正天皇陵の地図
あじあん

ブログランキングに参加していますよかったらポチンとお願いいたします。

にほんブログ村 旅行ブログ アジア旅行へ
にほんブログ村