大阪近辺の熊野街道を歩く。住吉から仁徳陵まで−05、境王子前に珈琲豆販売所。

さて、浅香山駅前を通り過ぎる。

誰も興味ない、なんもない旅が続く。

商店街とも言えない駅前を通り過ぎていく。

一本道を南に下る。

なんもない住宅街。

道が広い分、誰も歩いてない分、寂しく見える。

わしらは寂しくないんでどんどん歩く。

あじあん

遠くにけやき通りが見えて来た。

とは言え「けやき通り」らしくない。

けっこう堺では名物通りらしいくておしゃれなカフェやレストランなんかが多いって聞いたことがある。

ここでは、けやき並木が見えへん。たぶん、大和高田線を越えんとあかんのやろと思う。

ということはそういうスポットもここらへんではないということか。

わしらは高野街道を歩く。

けやき通りには入らずに右に曲がる。

またしても住宅街。

ほとんど人通りのない街やのに、ちょい向こうに人影がちらほら。

なんだか行列みたいに見える。

しかも、とても香ばしい美味しそうな珈琲の香りが遠くから漂ってくる。

あじあん

店の前に着いた。やっぱり珈琲屋さんの行列やった。

「ジェットコーヒー株式会社」って書いてある。

 

お店の看板には「堺珈琲」。

わしはあんまり知らんけど、知る人ぞ知る有名店なんやろね。

この人らは珈琲豆を買いに並んではるのか? 何やらスイーツみたいなんを売ってるのか?

なんかわからんけど聞きに行くのも恥ずかしい。

あとで調べたら珈琲豆や焙煎にこだわった、珈琲豆の販売店らしい。なるほど、そうなんか、香り高い美味しい珈琲飲みたいなあ。

1964年創業やそうやから相当な老舗でもある。通りすがりに見つけるなんてえらい偶然ですなあ。

機会があれば一度お味を試してみたい。

今のわしは、ラオスで出会った珈琲が気に入っていて、日本にいても、ラオスから輸入された珈琲豆を買って飲んでいる。

苦味が強くて、香りが強い。わりと気に入っている。

なに、安いというのもあるんですわ。

こういう旅はアクセス歩くだけやなくてコーヒータイムも準備しとく必要がありますなあ。

今後気をつけよう。

行列を横目で見ながら、反対側を見ると、境王子跡の碑があった。

あじあん

熊野街道で今に残る王子跡の一つだ。

摂津国、河内国、和泉国の境目の地やから境と名付けたのだそうだ。

知らんけど。

窪津王子から数えて7番目だそうだ。

ここから真っ直ぐあるくと「方違い神社」に出る。

今回の旅をYouTube動画にしました。ご覧ください。

 

境王子跡の地図。

あじあん

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