昼飯の時間かな。
さて、そろそろ昼飯にしよう。
今回は、折角、舟に乗るんやから、舟の中で食べようと思った。
4人連れやし、貸切舟やし、気兼ねなく和気藹々とやれてええんかなあって思った。
事前に聞いてみたら、お弁当の予約はできるとのこと。
持ち込みはどうかと聞いたら、ゴミを持ち帰るなら、食事もお酒もOKとの事だった。
ということで、この日は天気が危ぶまれる頃やったんで、当日キャンセルの事態になったらややこしい。セルフ調達で行こう。
幸い京都駅出発の友人たちがいる。
美味しいモンを買ってきてもらおう。
肝心のビールは、最後の近江八幡駅のキオスクで買った。準備完了。
てなことで舟が動き出した。
船頭さんの解説が面白いし、切れ目がないんで、なかなか飯を食うタイミングにならへん。
このまま行ったら終わってまうで。危機感がでてきた。
そろそろ飯を食おう。
てなことで、お弁当を出す。
とてもおいしそう。
京都駅に店をだしてる水了軒のやつらしい。
なるほど、美味しいなあ。
野菜中心のヘルシーな味、とても上品な味ではあるが、ちと、もうちょっとだけ、タンパク質も欲しいなあ。
と思いつついただく。
スキットル登場。
お酒もいただく。みなさんはビール。
わしは、スキットルにウィスキーをを入れてきた。
ビールは美味しいんやけど、胃がん病み上がりのわしには、今はあんまり得意な種類ではない。
ウィスキーはアルコール度数は高いけど、ちびちび飲んだら胃にはあんまりキツくない。やっぱり泡がいかんのやと思う。
飲みながら食う。
食いながら飲む。
おしゃべりも盛り上がる。
とても良い。
舟に乗って、観光しながら飯を食うのってわりとええなあって思う。
これまでは、海外でも、そういうのは、わりと避けてきた。どうせ、そんな食い方しても、ありきたりに観光客メニューで高くて美味しくないだけやろと思ってたのだ。
唯一記憶にあるのが、ベトナム旅行だ。
ハロン湾クルーズで。
ベトナムのハノイから北の方にあるハロン湾という景勝の地がある。
海の桂林といわれるように、海中から奇岩がニョキニョキ出てる、その間を船でめぐるというわりと壮大なクルーズだ。
この時に食事を頂きながらの旅になってしまった。
要らんやろとは思ってたけど、切り離すのが難しい状況でまあええかとやってしまったのだ。
さすがにベトナム料理、味はとても美味しい。
しかも次々に出てくる。
しかし、景色も次々に出てくる。
結構忙しない。
てなことで、まあ、美味しいからよかったけど、どうなんかなあって改めて思った次第であった。
美味いもんはどこでも食える。
ただし、乗りながら食うと時間の節約にはなる。
けど、節約せんでもちゃんと美味いもん食いたいなあとも思う。
まあ、スケジュールや相手さんとの関係もあって難しい。
話は元に戻る。
ここでは、特にこれを見るとかいうのはなくて、むしろ、静寂やら、何もないことなどを楽しむ究極の侘び寂びの世界でもあるから、こういう食事があっても全然問題ないのだ。
ご馳走さんでした。