ピエリ守山で少々長居しすぎたようだ。17時までには自転車屋さんに着いて、
自転車を返さなあかん。まだ残り80kmくらいあるんとちゃうやろか?
少々焦りが出てきた。それにここまでわりと元気に走ってきたけど一旦だらだら
っと休んでしもたら疲れも一気に出てきてる。体がイヤイヤしだしたようだ。
更に加えて足の付け根も痛い。今回は尾てい骨は痛くならんでよかったと思って
るんやけど足の付け根のところがこすれて擦りむけてずるずるになってる。
そやから自転車を漕ぐ何度かに一回は腰をずらして直撃を避けんとどんどん痛く
なっていくのだ。
そんなこんなで元気が出えへんけど泣き言を言うててもしょうがない前に向い
て行こう。
しばらく自転車を漕いでたら左手の方がざわついてる。えらい沢山人が集まって
カメラかまえて写真をとってはる。なんやろってみたら向日葵畑やんか。
えらい綺麗だ。
先の事を考えて走りながら片手で撮ろうとしたらこけそうになった。焦っては
怪我をする。ちょっとだけ停めて撮ろう。
そういえばいつもこの季節に比良山を背景に美しい向日葵の写真を撮ってアップ
してくれる友人がいた。あれっとここやったんやろか?
ゆっくりええ場所を探して低いアングルから山をバックに写真をとったらええ
感じになるんやろなあと思いつつ漕ぎ始めた。
ひまわりって言うとマルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンの映画
を思い出すなんてあまりにも我ながら単純なステレオタイプ発想やと思うけど
間違いなく連想してしまうからあの映画の力はすごいとおもう。
物悲しい主題曲と画面一杯のひまわりと、マストロヤンニとソフィア・ローレン。
胸が張り裂けそうなほど悲しいのにユーモアもある。救いがないようで希望もある。
とてもええ映画やった。
多分昔の日本には向日葵ってなかったと思う。
例えば若冲やったらあんな向日葵、あるいはこんな向日葵どんな絵に描くんやろ?
或いは色でしか表現できなさそうなこんな花の存在感を水墨画家やったらどう
料理するんやろ?
わしには大したアイデアは湧いて来いへんかった。
発想を豊かにせんとあかんなあって思った。
考えつつも、もう自転車は動き始めてる。友達にだいぶ遅れをとった。頑張って
先に進もう。ここからは湖岸を走ることが少なそうだ。
暑さがこたえる。
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ありがとうございました。