120、西安の旅、圧巻の兵馬俑。

水墨画留学の時の杭州暮らしをコロナ妄想的に振り返る話が続く。

つぎは兵馬俑に行く。

華清池からほど近いところにある。

兵馬俑も二度目の訪問だ。その時から新たに一俑坑増えて、今は三俑坑+1らしい。

えらく大きい。前に来た時より1個増えたらしい。

外観だけで圧倒される。

お城みたい。 それはそう、始皇帝の地下のお城やからそれはそれでいいのだ。

入り口は大混雑だ。ドライバーから、出口で待ってるから、好き勝手にどうぞと下される。

入口ではガイドが群がってくる。

さて、と思ってチケット売り場に歩いていたらガイドの売り込みがどんどんやってくる。

有名な観光地ではよくある風景だ。

これって、公認ガイドなんやろか? 騙されてぼったくられるだけではないんやろか?

見ただけでかなりうさんくさい。

中国では、公認ガイドの試験は相当難しいのだそうだ。その資格があると観光業界ではかなりのものらしい。日本の総合旅行業管理者の資格みたいなもんかもしれん。

いま、目の前でうろちょろ客引きをしてる人たちがとてもそうとは思えない。

知らんけど。

どうせ、中国語はわからへんからわしらはガイドなしで行こうとしてる。

今回は、特急旅行だ。かなり足速にこなして行かへんと全部まわられへん。

「言葉わからんから、ええわ」って断ったら、日本語ガイドもあるって粘ってくる。ああ言えばこう言うなんで、振り切って中に入る。

第1、2俑坑。

いきなり、発掘整備された兵馬俑が目の前に広がる。

何遍見てもすごいもんだ。

生々しい土人形の兵士たちが整然と並んでいる。

この果てしなさが、さすが中国やね。

感心する。

わしら、外国人の想像する規模をはるかに超えている。

しかも、かれらは中国人、いまの漢民族ではなさそうだ。明らかに顔つきが違う。

それが何故かは、このブログの問題では無い。

ガイドさんに連れられた御一行さんたちは、あちらこちらで固まって、長い説明を聞いてはる。きっと昼飯は遅くなるだろう。

わしらはどんどん進む。

なるほど、ここで研究してる学者さんたちもいるのだ。

建物の移動は、電気自動車。

広い敷地やから助かる。

どこをどう行ってるんかようわからんけど流れについて動いていく。

 

 

第3俑坑。

ここは発掘途中なんかな?

かなり規模が小さい。

というか見えてるとこが少ない。

これからどんどん発掘されて、いろんなもんが増えてくるんやろと思う。

土人形もちょっと趣がちがうんかな?

別館みたいなとこ。

こちらは何と言うか、特別展示室みたいなとこだ。

お宝的な、メディアによく出てるようなものが沢山展示されている。

こうしてみると、やっぱりお宝だ。

いくらでもある。

すごいなあ。

なんでここだけ暗いんやろ。

 

“"

 

なるほどなあ。

黄泉の世界をこれほどの規模で表現するなんて、エジプトにまさるとも劣らないかもしれん。

どれも精巧やし、芸術的だ。

軍隊や、兵士やなんかにまつわるもんが多いけど、普段のくらしも垣間見える。

こんな中に、当時の普通の暮らしが、入ってたらとても興味深いと思う。

「中国では、地面を掘ったらお宝がいくらでも出てくる」なんて、毛沢東が言ったとか、言わなかったとか?

しらんけど。

兵馬俑の地図。
あじあんじゃんくしょん
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