また歩き始めよう。
さて、風にふかれて、足下も定かならぬおいぼれの風羅坊。
南大江公園にある坂口王子を出発して、南に下る。
この回は、南に下りながら、谷町筋を西に東になんども横断しながら、結構ながい行程になった。
さて、どんな風景に出会えるのか。
日常の中の非日常。
熊野街道歩きなんて身構えて、地図を片手に歩いてみれば、一角の旅人気分ではあるけれど、目の前にはごく普通の街中の人の暮らしが。
ああここ来たことあるわ。
もしかしたら、あっちに美味しい店があったなあ。
この先に、ええとこあるで。
なんてことがたくさんあると嬉しいのだ。
「旅人とわが名呼ばれん初しぐれ」
足取り地図
今日のブログでたどるコースはこんなとこ。「国土地理院」の地図を使ってます。
坂口王子跡の公園ではは子どもたちが楽しく運動会？
ようわからんまま、南大江公園を後にする。後で看板をようみたら、坂口王子跡ってしっかり書いてあった。
公園では、子どもたちが楽しく運動会みたいなのをしてる。ええなあ。
こういうのを見てると心が和む。
妖しい道祖神に出会った。
公園を出て、地図の通りに少し東に行って、南に下る。また、左に曲がらんとあかん角に妖しい社が見えた。
こういうのを道祖神というんやろか、それともこの木を祀ってはるんやろか？
お狐さんが木のうしろから出てきて、「まあ、お茶でも飲んで一休みしていきなはれ」とのたまうのか？
道標は役に立つ。
さて、東にぐぐっと進んで、大きな谷町筋も渡ってしまう。
更に右にまがって、こんどは南に下る。
あっちに行ったりこっちに行ったり忙しい。
地図ばっかり見るのも面倒やけど、間違えたら余計面倒だ。
こんな時に、道標があると安心する。
八軒屋船着場からの距離も書いてあるんでわかりやすい。
街中ギャラリー、いいね！
こんどは南北に歩いてる途中、長堀通を超えた。信号待ちが長い。車の音がうるさい。
これを越えると静かな通りになる。熊野街道跡は大体一貫して静かな通りだ。
左手になんとなく風情のある建物が見えた。
「ギャラリー楓」と書いてある。
こんな下町的なとこに素敵な画廊があるではないか。ええ感じやなあ。
いつかこんなとこで個展をやれたらええなあって思う。
チンドン屋さんに出会った。
どんどん歩く。
もう少し行くと、空堀商店街ではなかろうか。
さっさと通り過ぎようとしたら、ちょっと変わった看板が目についた。
これって、ちんどん屋さん？
今時めずらしい。
ええなあ。でもこんな商売大変なんやろなあ。
それとも、今やからこそって見直されてるんやろか？
新しい感覚で、こういうビジネスが流行ったらええなあって思う。
行ったことがある美味しい店。
この界隈はグルメでも有名なところだ。谷町筋を挟んで東西にいろんなお店がある。
物忘れ症候群の爺さんははっきり覚えてへんけど、確か、空堀商店街のずっと奥に「フーフー亭」ってうどん屋さんがあった。行列が大変やったけどとても美味しかった。でももう10年以上前の話だ。これももう10年ほど前の話やけど、「呂（ルー）」って言う名前のバーでランチタイムでカレーを食わせてたそれがとても美味しかった。このお店はジャズを聴かせるバーでもあってオーディオが素敵だった。もうカレーはやってへんやろけど、ジャズは行ってみたいなあ。
最近では、「台風飯店」って言う、台湾料理のお店に行ったことがある。ストリートフード風の素敵な台湾料理を食わせるお店だ。また行きたい。
行ってない美味しい？かもしれない店。
行ってないけど、美味しそうなお店はいくらでもある。探訪し出したらキリがないほどだ。
いつかまた、知らずにこの辺をとおっているだろう。
あの有名な「モナミ」って店もすぐそこだ。
行かへんけど。
堀商店街を通り過ぎる。
どんどん南に下って、突き当たって左に曲がったら空堀商店街だ。
それを見ながら右に曲がる。
残念ながら商店街には入っていかない。
いつまでも賑やかであってほしい。
坂道が似合う街角。
どんどん先に進む。横道路地もとても多い。
その路地は下の坂道がほとんどだ。
ここも上町台地に上にあるんやね。坂が多くて当たり前なのだ。
いいねえ。
いろんな人が登ったり、下ったり。
嬉しい人。悲しい人。元気な人。杖ついてる人。いろいろだ。
郡戸王子（高津宮）へ。
さて、ここからまた西に向かう。一旦、高野街道をそれて、郡戸王子（高津宮）に行く。
またまた谷町筋を横断して大きく戻る。あっち行ったりこっち行ったり大変だ。
やれやれ、だいぶ疲れたぞ。
高津宮が見えてきた。
驚きの百倍速、一気見動画で振り返る。
ここまでの工程を一気見できるよう超高速動画（百倍速）にしてみた。
結構笑える？
