京都、青蓮院、青不動を見に行く

この秋はあちこちの寺院で御開帳が多い。毎年なのかもしれないが、いつもは行けないので
気にしていなかったのが、今は行ける事がおおいのでチェックすることも多くなったのだろう。
すると、京都の青蓮院で青不動の御開帳があるという。
三大不動というのがあって、赤不動は高野山にあるという。絶対に行って見た事があるはず
だが、いろんな記憶のなかに溶け混じっているので、それだけ取りだして思い出すことが
できない。
黄不動は滋賀の三井寺にあるそうだ。ここも行った事はあるので見ているはずだが記憶にない。
しかし、普通は絶対に公開しない秘仏をこの度特別に公開するという。
折角の機会だから、この青不動を見てみようと思った。
場所も三条の駅からそれほど遠くない。
ちょっとした坂を上がると門がある。
人は多いが行列ができているという程ではない。
チケットを買う。1000円だ。普段を500円だが特別拝観だから1000円。
500円は願い事を書いてお不動さんにお願いする代金になるという意味もあるそうだ。
折角の御開帳ということで、しつらえられた巡路に従って歩く。それなりに展示はされているが
入場料程のことはない。
すぐに青不動にたどりつく。
まずお札を供えなくては。
何て書いたかは内緒です。
実は赤も黄も青不動も全部画に書かれた不動明王だ。
信仰の対象としての価値はすごいものだろうけど、画として見たかいがあったかどうかは
又別物だ。
院の案内にも、見物に来るのではなくて、拝みに来ていただきたいとある。
信仰心をもたずに行ってはいけないのだ。
それなら、まあ、庭を見て帰るか。
簡素な庭にも、紅葉が訪れていて、風情がある。
ゆっくりお喋りしながら回っているいる人達の間をすり抜けすり抜けして、手っ取り早く
秋を感じさせていただいた。

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