天王寺七坂を歩くー06、愛染坂を下る。

愛染坂を下る。

「百歳の階段」の横。

ここが、大江神社の展望台のところ。夕陽は見えんこともないとは思うけど、風情を感じるのは無理そう。

さっきの勝鬘院がお寺でここが神社。ようわからんけど、昔は神仏習合、神様はおんなじ、それでいいのだ。

このあたりに、昔、鎌倉時代の貴族、藤原家隆という人が、「夕陽庵(せきようあん)」と名づけて余生をおくった建物があったらしい。

「風そよぐ 楢の小川の 夕暮れは 御禊ぞ夏のしるしなりける」

百人一首にも出てくる人だ。

そんな建物も今はもうわからん。

この人の文章のなかに「日想観」という言葉がでてくる。

毎年、春分の日と秋分の日、年に2回、四天王寺で「日想観(じっそうかん)という行事の事だ。

その日は、四天王寺の西の門、極楽門から外の石の鳥居を見てると、真っ直ぐに陽が落ちるということで、極楽浄土を観想するための法要がおこなわれるのだそうだ。

時間が近づくと、坊様たちが読経をしながらしずしずと門のほうに歩いていかれる。

そのうち段々と陽が落ちてくる。

確かに、まっすぐ降りてくるような感じではある。

そして、石の鳥居の上に降りてくる。

なかなか荘厳な眺めではないか。

極楽がほんまにあるんかどうかはわからんけど、都会の真ん中で、時と場合によればこういう風景が出現したりするのは、「いとをかし」なのではなかろうか。

ずっとコロナで中止されてたみたいやけど、今年は開催されるみたい。

もうすぐ秋分の日だ。みなさん是非、ご覧になられてみては如何でしょう。

何にしても、史跡が多い場所だ。風景スポットであるとともに精神的なスポットでもあったのかも知れん。

何かが、自然に集まる場所というのがあるんかもしれん。

で、わしらは、愛染坂に戻る。

今回は上から下を見下ろす、つまり下り坂だ。

左が聖光学院、右が勝鬘院。

ごく普通の坂道風景だ。

石畳の模様が独特。少し急な坂であるんで滑り止めの意図もあるんかもしれん。

坂は、急やから短い。

途中に看板があった。

「浮瀬亭(うかむせてい)」の紹介だ。

まだまだ史跡があった。

ここに有名な料亭があったらしい。

あわび貝を使ったという「うかむ瀬」と名づけた盃で酒を飲ませるということで客を呼んでいたらしい。

 
あじあんじゃんくしょん
しらんけど

「うかぶ瀬に沓並べけり春のくれ」という蕪村の句碑もどっかにあるらしい。

横にある聖光学院の関係者がいろんな句や史跡を発掘して碑にしてるみたい。

ネット上に散見する。

今は、ひっそりとしてるけど、昔はえらい賑やかな、もしかしたら、ミナミの飲み屋街みたいな感じでもあったんやろか?

 
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