コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−89、上海電撃旅、新幹線事情など。

上海電撃旅、新幹線事情など。

この日は、日本から杭州に遊びに来てくれてた友人たちを上海まで送って行った。
杭州から上海までの交通手段はほぼ2種類。長距離バスか新幹線だ。バスで帰るのは
空港まで直接行けるんで便利ではあるけど、せっかく日本に来てくれたんやから
上海をちょっとでも体験して行った方がいいかなと思った次第だ。それに合わせて
友人たちは上海に宿をとっている。
多分、いまでもそうなんやろけど、中国では新幹線(高鉄と呼ばれる)網がとても充実してる。
特に上海ー杭州間は大都市を結ぶ路線やからかどうか知らんけど、本数がやたら多い。
下手したら数分間隔であるみたいだ。時間帯によるのか、季節によるのか、詳しいことは
わからんけど。

さらに驚くべきことに、そのほとんど全てが満員なのだ。
そやからチケットを買うのは大騒ぎ。当日行って買えるということはほとんどありえない。
事前に行って並んで、ならんでやっと買える。
時と場合によっては、ボートしてたらすぐに割り込まれる。急いでるからとかなんかで
困ってるとか、うまいこというて入ってくる人もいてる。
美味しいラーメン屋とか豚まん屋でならんでると同じ感覚だ。油断大敵あめあられ。
さて、やっと買ったチケット、それに乗る当日が来た。
朝から気合を入れて出発せんとあかんのだ。
満員バスに乗ってやっと駅についたら、入口でセキュリティチェック。チケットを見せて、
荷物の検査が結構厳重だ。
中に入ったら駅のご飯屋さんや売店は高くてまずいのは万国共通だ。
駅で食おうと思わんほうがいい。しかし、ギリギリで駅に入るのは結構リスキーだ。
発車直前までゲートが開かないんで乗客が集中殺到して大行列、大混乱になる。
後ろでおったら、さいごは必死で走らんと間に合わんことになる。
年寄りには結構きついのだ。
早めに待合所に行くべし。

しかし、席がない。座られへん。次々に電車が出るんで、他人が立ったそのすきに
さっと座らんとあかんのやけど、これまたせちがらい。
なんせ、のるだけで大仕事なのだ。
そんな時でも、やっとすわれた待合所椅子で、たまたま隣り合った人が、気安く声を
かけてくれたら、とても嬉しい。
あんまり外国人とは、言葉が通じるかどうかなんて気にしてない人が多いみたいに思う。
しゃべりたくなったら、誰にでも喋りかけてくるみたい。それで通じへんかったらそれまでやし、
通じたら、また話題がひろがる。
あんまり細かいとこにこだわらへんのが大陸的なのか。
電車の中でもそうだ。
実はこの時期のあと、一大日本バッシングがあって、日本人に対しては少々当たりがきつくなる
傾向もあったけど、おおむねそんな方達ではないかと思われる。
やっぱり、ふれあいがあると旅は楽しい。
ちなみに待合室に抜打ち的にチケットチェックに来る場合もあるし、改札ゲートでチケット
チェックの場合もある。チケットは購入時にidカードやパスポート(外国人)と紐付けで
販売されてるんで、同時にそれもチェックされる。違ってれば勿論乗れない。
まあまあ、こんな具合に乗る前は結構身構えてきんちょうするけど、それ以外は
比較的安くて楽しい旅が満喫できる。

やっぱり電車の旅はええもんだ。
杭州ー上海間はほぼ1時間足らず。
えらく早い。
そして、帰りの上海の駅。

さすが巨大な駅。

夜遅いんで、待合室もガラガラだ。

杭州についてから、タクシーが拾えるかどうか心配ではあるけど、無事終わった。

新幹線。こんな感じだ。この時の杭州の駅は今はもうない。別の場所にもっと巨大な駅ができたらしい。
そして、今は中国はゼロコロナ政策真っ只中だ。
もっと、もっと厳しい規制になってるはず。
どうなってんやろ?

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村 旅行ブログ アジア旅行へ
にほんブログ村

ありがとうございました。