爆弾低気圧来襲、東北温泉雪見旅−22、猊鼻渓舟下りの始まり始まり。

猊鼻渓舟下りの始まり始まり。

さて、全員そろって、入り口が閉められた。

乗員は二人。船外の船頭さんと、船内の補助の人、その人がガイド役。後一人、乗員かどうかわからんけど
カメラ専門の人が船外にいる。

この船は登りも下りも棹一本だ。エンジンは一切使わない。とてもエコな旅だ。
客は、ザクっと20人くらい。ちょっと密やけど、距離はあるし、マスクもしてる。
靴は入口で脱いで、中は炬燵、冬はほっこり仕様になってるよう。
急になぜか和気藹々になってしまう。
炬燵の威力おそるべし。
出発してすぐに、向こうから帰りに船がこちらにむかっているのが見えた。

ゆっくりゆっくりやってくる。

遠くから手を振り合って、ニコニコと挨拶するのは炬燵のおかげかもしれん。
ガイドさんは手慣れてるとは言え、とても上手だ。
あの岩が綺麗な娘だと言えばそうみせるし、鬼のようだと言えばその気になる。
ブタのようだといえばブーブー鳴いてみえるし、
猿のようだといえば、崖をはしりのぼってるようにも見える。

冗談やけど。

船の中はプラスチックに覆われていて、全然寒くない。足元は炬燵であったかい。

透明プラスチックから外が丸見え、ガイドさんの話もよくわかる。

話し上手に盛り上げられて、お互いに冗談も飛び交うほどだ。
時には水鳥に出会う。

水鳥というのは大体がご夫婦あるいは家族でいるようだ。
崖は、ほとんど雪は残ってない。
平地にうっすら雪がつもっている程度だ。
滑るように進んでいく。

なんもないけど、いい気分だ。
たらたらと川をくだってるのをただただ、ぼーっと眺めてるだけでもあんまり
退屈しないのが不思議だ。
そういえば、一番最近海外で遊覧船に乗ったのは、もう3年も前になる。
ラオスのルアンパバーンという古都に行ったときだ。町のそばをながれるメコン川で
サンセットクルーズというやつにのったのだった。

これもまた、とても良い舟遊びだった。

メコンの悠久の流れに浸ることができた。

時間がじつにゆっくりながれる。

あいにく天気がよくなかったんで綺麗なサンセットは見られへんかった。
ここは年中暑いんで囲いはないけど、川風が気持ちよかった。
てなことで、まったく関係ない話に飛んでしまったけど、船はまっすぐ進む。
こっちはとても寒い。

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ありがとうございました。