山形空港へ、不安は現実になるのか?
さて、定刻が来た。搭乗する。とても順調だ。天気も良い。
まあ、問題は到着地の天気だ。
機内はとてもおだやか。しかし、機内案内では、場合によっては山形空港へは降りずに
仙台空港あるいは羽田空港に向かう場合があることを了解くださいと念を押してくる。
心配だ。
それにしても機外はとても晴れている。富士山が見えへんやろか?
時には富士山がとてもはっきり見える場合がある。
コースによるんやろねえ。
飲み物が出る。わしは熱いコーヒーをいただく。
1時間もしないうちにしばらくしたら着陸云々の放送が流れ始めた。どうやらいけるんかな?
飛行機はゆっくり進んでいる。高度も変わらない。
これが曲者。
着陸するかどうかわからんときは、同じコースをゆっくり回ってる。それは素人にも
わかるくらいだ。しばらくしたら同じ雲の景色に戻っていく。
前の仙台空港の時もそうだった。
空港上空まで来てからが長かった。ゆっくりゆっくりと同じところを回ってるように
思えた。
この動きのなさと、エンジン音の静かさがよけいに不安をつのらせるのだった。
30分ほどもそうしてから、やっぱりダメやったという感じで、羽田に向かった。
今回はちょっと違う。
不安な静かさが長く続くことがなかった。
少しずつ高度が低くなっていく。下の景色が見えてきた。
やっぱりえらい雪だ。
滑走路はどうなんやろ? 雪がべったり積もってるんやろか?
ぐんぐん降りていく。
滑走路が見えた。そこだけ全く雪がない。
やっぱり滑走路ってきちんと除雪してないと降りられへんのやなあって思った。
そやから、それが間に合わんくらい降ったら着陸できへんということになるんやろと
納得した。
前に台風の大風のなか、わしが乗ってた飛行機が見事に着陸したことがあったんで
飛行機って少々の過激な気候のなかでも行ける可能性があるんやって勝手に思ってたけど、
雪なんかやと滑ってオーバーランしたりすることがあるんかもしれん。
何にしても降りられてよかった。
これで旅が始められる。
助かった。
それにしてもこちらはえらい吹雪いてる。
和歌山、大阪では具体的に想像できへん。
荷物の受け取りもないんですぐに外へ、待合室へ。
予約してた乗合タクシーの運転手さんが迎えてくれた。
さあ、旅が始まる。ありがたい。
外は吹雪だ。
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ありがとうございました。