コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−76、街角でジャスミンの花売り。

街角でジャスミンの花売り。

杭州暮らし。
だんだんと暑くなる。気持ちも浮かれて来る。
街中の人も陽気になってきた。
ある日、街中を歩いていたら、いい香りがしてる。
よう見たら路上の屋台だ。台の上に小さな花を小さく束ねて並べて売っている。

この季節、アジアのあちこちでよく見る風景だ。
タクシーに乗ってたら、渋滞や信号待ちの隙をついて道端から出撃したおじさんや
おばさんたちの手に、こういうのを乗せたカゴがある。
みなさん争って買っている。というほどではないけど、そこそこの人たちが買っている。
ルームミラーの横にぶら下げたりして、車内にほのかなジャスミンの香りを漂わせるのだ。
わしも買おう。
道端では?
駅の出入り口で売ってる場合もある。
値段は忘れたけど、とても安い。
これは、腕輪にしたり、ルームミラー用みたいに、どっかにちょっと引っかけられる
ようにしたりして売っている。
見てるだけでなんかいいなあって思う。
何かしら床しいではないか。
使い道はわからんけど、わしも買ってみよう。
良い香りだ。
しかし、買っては見たものの腕に巻いたら恥ずかしい。
部屋にぶらさげておこう。
ちょっと良い気分で、いつものイスラム料理屋さんで昼飯を食う。
やっぱりここの打ち立て麺のラーメンが美味しい。

何も入ってない、ほぼ素ラーメンに目玉焼きを乗せただけ。
これがシンプルでとても美味しい。出汁がたまらなく美味い。
打ち立て麺がシコシコでとてもしなやかだ。
毎日行列ができるのもうなずける。
表に売ってる、硬めのナンみたいな、パンを晩飯用に買って帰る。

これを半分と豆腐やトマトのサラダで晩飯になるのだ。
とてもシンプルな暮らしをしてる。

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ありがとうございました。