コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−69、卒業展が始まるか。

卒業展が始まるか。

学校の正門のあたりがえらい騒がしい。
どうも何かセレモニーがあるらしい。えらく賑やかだ。
早速行って見る。なるほど、卒業展の開催式みたいだ。ちょっと前に学生たちの
自主展覧会があったばっかりやのに。この学校はイベントが多い。

正式な祝典のようだ。来賓がずらり、すごいなあ。
もう演説が始まってる。

何と言うても、この学校は中国でも1、2を争う美術大学で、超難関校であるらしい。
わしらは、短期国際留学生ということで何の資格もなく申し込むだけで受け入れて
もらってるけど、正規の学生は厳しい受験勉強を突破してここに来てるということだ。

レベルも意気込みも違う。 知らんけど。
ちょっと中に入って、端っこのほうで聞かせていただく。
わしの語学力では何をいうてるかは定かではないけど、どこでもあるお祝い祝辞の
ようではある。

そのうちに何だか、日本の話も出てるみたいだ。
この当時は,
日本との関係はとても良かった。街の人たちがわしらに向ける感情はとても好意的な
もんやという印象を受けた。まあ、基本的には日本人に関心がある人なんて少ないと
思う。それでもずっと前から戦時中の日本軍のしうちなどに対する教育は続けられてるんで
何もないはずはないけど、それが目の前の日本人に対してなにかあるということでは
ないみたい。
この街で日本人として過ごしているということはとても居心地がよかった。
この学校も日本との関係を重視したり、日本人を迎えたり、そういう目論みがある
みたいだ。詳しくはわからんなりにも日本にたいする意気込みみたいなのが
感じられた。
今これを書いていて思う。
あれから、もう10年ほど経ってしまった。実はあの直後に、反日、廃日運動が始まって
中国にいる日本人にとってはとても居心地が悪い事態となってしまい。
日本にいるわしらにとっても中国の人たちには、前とは違った微妙な感情が生じたり
するようにもなってしまった。
今は、表だった、反日キャンペーンや反中運動みたいなのは無くなったものの、
やっぱり昔のような和やかさには浸れないように思う。
元々がまやかしの産物やったのか、今が、時代の一時のありようなのか、
難しいことはわからんけど、この頃がよかったなあって思うのである。
とはいうものの、向こうはどんどんお金持ちになって、大国になっていって、
こわいおじさんが、覇権主義みたいに取り仕切ってはるから、あの頃には戻れない
のは間違いない。
これからどうなっていくんやろ?
なかよくやっていく方法ってあるはずやけど。
それはともかく、こんだけもりあがったらきっと作品展もすごいやろ。
中国画だけでなくて、書道やら、洋画やら、彫刻やらこの学校でやったる全ての
教科の卒業作品展やからぜひ見てみたい。
日を改めてきちんと見に行こう。
てなことで、昼飯は、ちょっと遠くへ。
前に紹介した「老陝西面館」まで行った。
油発麺が食いたくなったのだ。
今回は気になってた。辛いやつをかけてもらう。

辛いけど、風味がある。麺の具合がとても良い。喉越しがよくて噛みごたえが
ある。
とても美味しい。
人気があるはずだ。
けどやっぱり、シンプルな油そばが絶品やと思う。

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ありがとうございました。