コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−63、ある日の西湖の朝。

ある日の西湖の朝。

さて、杭州市、西湖の辺り。
絵の勉強の日々が続く。単調ではあるけど楽しい日々だ。
1日、1日はお出かけミニ旅以外は時間割通りに過ごしている。
西湖のまわりの朝の散歩も変わらない。
ほぼ同じ時間に同じ場所を歩いてると、何か考え事をしたりすることが多くなって
景色に注意を払うことが少なくなる。
それでも、微妙な季節の変化、景色の変化には自然に気がついていて、全く
同じ場所やのに、おや、ええやんかと新たな感情が湧いて立ち止まる事も多い。
そういうことこそが毎日の散歩の楽しみでもある。
今は、湖畔の蓮に注目している。まだ5月の終わり頃やから、花が咲く時期には
だいぶ早い。

それでも少しずつ、兆しが見えてきてるようで楽しみだ。
この日は、ちょっと良いけしき。
鳥が集まってきてる。
そこへ、湖面掃除のおじさんの舟がやってきた。

鳥たちも喜んでる。
これは良い風景だ。とても良い。
西湖は中国でも1、2を争う人気の観光地だ。そのために予算が豊富にあるのか
どうかはしらんけど、毎日、湖のほとんど隅々までこういう掃除の舟が行き交って
湖面を綺麗にしてはる。
とても良いことだ。
おやおや、この光景もなかなかええですなあ。

鳥と会話してるこの女性は何をしてはるんやろ?
お風呂に入ってる?
湖の中で?
とても面白い。
湖岸をもう少し行くと、こんどは路上書家の方がいてはった。

こんな人は、西湖湖畔でよくみかける。
中国ならではの風景だ。
バケツに水をいれて、箒のような筆で、あるいは箒そのもので、路上に字を書き
はるのだ。それがとても上手い。
知らんけど。
そして、やっぱり自分を宣伝する何某かのものを掲げてはる。
とても面白い。
西湖の日常だ。
さて、これからどんな風に景色が変わっていくんやろ。
楽しみ、楽しみ。

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ありがとうございました。