コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−55、西湖の畔、朝の散歩。

西湖の畔、朝の散歩。

さて、杭州絵画留学の日々が続く。
日々の暮らしは結構単調だ。だらけてしまうとキリがないんで大まかなスケジュールを
決めている。
例えば、朝晩の散歩。
朝、昼、夜の食事。
本を読む時間。
学校で授業を受ける時間。
学校で自習する時間。
昼寝の時間。
書の練習じかん。
書画道具や身の回りのモノの買い物時間。
食事の買い出し、日々の冷たいビール購入の時間。(ちなみに部屋に冷蔵庫がない)
風呂、洗濯の時間。
などなどで、時間帯を割り振って、そこそこ規則正しい暮らしをしてる。
時間通りこなしてるうちにあっという間に日が経っていく。
毎日の暮らしは、朝の散歩から始まる。

飲みに行ったりすることはほとんどないし、テレビを見ることもないんで、
夜寝るのは早い。そうなると朝起きるのもとても早い。6時頃の起床で一日が
始まる。今は5月中頃の話なんで、早起きはとても気持ちが良い。

毎日西湖の畔に行く。同じコースだ。それでも全く飽きへんのが面白い。
朝まだきの湖面はぼんやりしてる。
この季節は特に柳が美しい。

さすがに朝早いと散歩する人は少ない。
太極拳をやったり、体操したりするのは、ある種の団体でやってるみたいやから
少し時間が経ってから集まり始めるみたいだ。

一人で歩いてるひとは、静かに思索でもしながらなんて思ったらえらい間違いだ。
たった一人でもラジオを持ってはる人が多い。iPodとかよりラジオだ。
それもイヤホンではなくてバンバン鳴らしながら歩くのだ。

結構やかましい。沢山いてたらやかましいのはいつものことやけど、たった一人でも
やかましいのはええかげんにせえと言いたい。
柳もきれいやけど、蓮の花がそろそろ目を出しかけている。

6月中頃をすぎるととてもきれいな花が咲くらしい。とても楽しみだ。
日によっては朝焼けみたいな光がさしてくるときがある。

こういう微妙な変化が毎日あるのがとても良い。

移ろう光と影に見飽きることはない。

そして時間が経つにつれて人が多くなる。

ダンスや体操が始まる。
時にはカラオケがはじまる。
こんな詩情あふれる場所を、極めて日常的に極めて私的に楽しんではる。
したたかで逞しい。
羨ましい。

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ありがとうございました。