熊野古道の旅、中辺路をちょろっと。−24、百夜月あたり。

百夜月あたり。

さて、竹筒をすぎて311号線を順調に走る。来たときとはえらい違いだ。
山中走行という感じは全く無い。その代わりトンネルを抜けていく。
気をつけんと通り過ぎてしまいそうだ。
今から行くのは「百夜月」というところ。廃村になってしまった集落だ。

そこまで、直接は行けないようなので、川の対岸から眺めるだけという予定だ。
そろそろだ。
多分このトンネルというところで、道端の空き地になってるところに車を停めた。
道路の左側を熊野川が流れている。
どうもあれらしい。

対岸に人家がある。

どうも人が住んでる気配はなさそうだ。

あれが百夜月という集落なのだろう。

スマホの地図で見るとたしかにあの位置だ。

あの村落の中にある尼寺が伝説のやつなのだろう。

えらく美人の尼さんがいて、対岸の村の若者が懸想したけど百夜の間、月光に
阻まれて目的を達することができなかったという伝説があるのだそうだ。
百夜もあれば新月もあるのにと思うけど、そういう詮索はしてはいかんのだ。
今は向こう岸に渡るすべはない。いやあるかもしれんけどわからん。
何年か前までは、唯一住んでる方がいてはって、事前にお願いすれば渡してもらえた
という情報がネットに載ったりしてたけど、いまはそういう手段は載ってない。
最後の方ももう住んではらへんのだろう。
行ったからどうということはないんやろけど、話の種さがし、ブログのネタ探しには
ええかなと思うくらいだ。
で、トンネルの横に旧道があるのを見つけた。

正規の渡し船乗り場はこっちの方だったのだと思う。
少し歩くと川を渡る荷物用の吊り下げキャリーの機械を見つけた。

もう使われてないんやと思う。
廃墟はいつも物哀しい。
このさきに行ったら船着き場跡があるんやろか?

無いかもしれんし、あっても崩れかけた悲しい姿を見るだけかもしれん。
それに、あっちの方、奥へ奥へと行くのはちょっと気味が悪い。
特に何かを目指してるわけでもないんでこれくらいにしとこう。
てなことで車に戻る。
車に乗って、もうちょっと先に進む。

このあたりの対岸にも村落らしきものがある。

ここって何なんやろ?

ここには渡し船がある。

対岸であっても簡単に行き来できへん暮らしって大変やなあって思う。
ネットで対岸に渡る道を探してみても無理なようだ。
またいつか来ることがあるやろうか。

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ありがとうございました。