コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−48、移ろう西湖の風景。

移ろう西湖の風景。

さて、こちらに来てから早くも1ヶ月弱が経とうとしている。
5月の半ば近い。

毎日散歩してる西湖の畔の景色もどんどん変わっていくのが面白い。

岸辺の柳の緑がどんどんと濃くなっていく。

それが湖に映えてとても美しい。

季節が良くなっていくにつれて観光客が増えてきた。
それにつれて朝晩の散歩の時に出会う人も増えてきてる。
湖岸の道は狭くはないけど、橋を渡るのは結構歩き難い。
わしは対向から来る人を右側に避ける癖があるようだ。自分では自然にやってるつもり
なんで気がついてない。中国の人は殆ど反対に避けるような歩き方をするようで
非常にしばしばぶつかりそうになる。
これに気がついて、意識的に左に避けるようにしたら歩きやすい。
人が増えるに従って、空き地が少なくなるけど、皆さん意に介さずに体操やったり、
太極拳やったり、ダンスをしたりしてはって、そういう団体も増えていく。
場所取りにルールがあるんか、早いもん勝ちなんかはようわからん。
どっかの団体の看板を掲げて、大勢が集まってダンスをしたりしてるグループもいてる。
こんなんもありなんやね。
道を聞かれる機会も増えてきた。西湖は中国有数の観光地やから、地方からの
観光客がとても多い。そういう人たちが、どっかに行きたくて道がわからんかったら
気楽に近くにいる人に声をかけるみたい。
この時点でまだ、半日、排日運動みたいなのは起こってなかったんで、日本人風で
あってもなかっても、言葉が通じたらどうでもええという感じだ。
わしとしては、それがとても嬉しい。
言葉の勉強になる。常日頃、こう来たらああ言おうなんていくつかのパターンを
準備して備えている。バッチリハマるととても満足だ。
そこを曲がって、真っすぐ行ってとか、あの先をいったら、〇〇があるんでそこを
右に曲がってとか、だいたい視界が及ぶ範囲に近いあたりは言いやすいんで
得意やけど、見えないところの例えば、「〇〇食堂」はどこやとか、「□□販売店」は
どこやと聞かれたら、その場所は知っててもランドマークを思い浮かべて、それを
説明するのはわしの言語力ではとても難しい。
そんな時には「すんません。わしはこの辺りにはあんまり詳しくないんで」なんていい方を
覚えておいて、それを繰り返すしかない。
残念ながら。
ごくたまに、日本人の旅行者と出会うことがある。
たまたま、日本語を聞きつけたり、偶然声をかけられたり、いろいろだ。
アー、とか、オーとか、ヘエーとかびっくりしたり、驚いたり、なんとなく嬉しくて
大きな声をだしたりするけど、すぐに話題がなくなって、黙ってしまって、しばらくしたら
失礼してしまう。
なんか落ち着かへんのは何故なんやろ。
西湖はそろそろ蓮の季節が始まりそうだ。

6月になったら花が咲いてとても美しいのだそうだ。

楽しみやなあ。

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ありがとうございました。