コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−21、古刹、「霊隠寺」へ行って見る。

古刹、「霊隠寺」へ行って見る。

さて、留学生活は段々と軌道にのってきてる。気持ちにも少し余裕がでてきたようだ。
平日は学校やから土日になったらあちこち遠出してみよう。
今ちょっと気になってるのは「霊隠寺」というお寺だ。
杭州ではとても有名なお寺だ。呉越の時代から続く相当な古刹らしい。
と言うても、わしは信仰心が篤いとかいうことは全く無い。仏教に興味があるわけでもない。
わしが杭州に滞在する終わり頃に、絵や旅で仲間になった人たちがやってくる。
その時にあるイベントがあって、それがこの「霊隠寺」で行われるらしいのだ。
そのイベントにあたってなんやかやと用事ができてくるかもしれんから、地の利も
わからんし、とりあえず下見に行ってみようとしたのだ。
場所を調べてみる。
美術学院の寮は西湖の東側中程にある。「霊隠寺」はちょうど反対側、奥まったあたりに
あるらしい。バスで行こう。
西湖の周りをぐるっと廻るバスがある。周回規制みたいなんがあるんで、環状線みたいには
いかれへん。反時計周りに行った終点辺りになりそうだ。
ちょうどそのコースを観光用のバスが走ってた。

京都みたいな感じだ。
バスを降りたら京都みたい。寺院の前は人だかりがすごい。ガイドさんが旗を持って
叫んではる。

どこでもようにたもんだ。

さて、何かわからんけど入ってみよう。

仏像やら仏塔やら一杯ある。

意味がようわからんし、あんまりありがたい気がしいへんけど、
観光客? 参拝客? たちもカメラで撮るのが忙しい。
石仏ではあるが、古いものではない。
昔のなにかの謂れを現したもんなんやろと勝手に思ておく。
本寺の中に入る。

霊隠寺の由来が書いてある。

先に行く。

何となくお寺らしき雰囲気になってきた。

お香の煙と香りが立ち込めているのはどこでも同じ。

伽藍の配置は日本とは随分違うみたい、これは仏教の流派によるものなんやろか。

知らんけど。
寺院内にいろんなお寺があるのは同じだ。

それにしてもやたら広い。やたら単調だ。

お寺であっても侘び寂びが感じられへんと寂しい。

とにかく広い。

広くて疲れる。

緑が多いのはいいけど味わいが薄いのではなかろうか?

悪口ばっかり言うててもはじまらへん。

イベントとどう関係あるんかさっぱりわからんかった。

とりあえずは場所と広さが確認できたというだけのことだ。

お坊さんも沢山お参りにきてはるけど仏教的な修行や格式とここがどんなポジションに
あるのかはわしにはわからん。

用がなければ来ることはないかもしれん。

それにしても、元は同じ、というか、もとはこちらの国のものだったはずのいろんな文化が
時を経て、全く、あるいはかなり違う方向に進んでしまってる。

それは当たり前かもしれんけど、わしらの国で培ったものの方がわしの心にずんとしっくり
腑に落ちるというのはとても嬉しいことではないか。

霊隠寺。

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ありがとうございました。