コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−19、素食(精進食)を食う。

素食(精進食)を食う。

毎日、毎日、杭州の街、学校周辺をあっちこっちアテもなく、ではなく、わざと回り道を
して、知らない通りをできるだけ通るようにしながら歩き回っている。
簡単に言えば知らないとこばっかりだ。
最近、素食の店を見つけた。素食といえば中国では精進料理の事だ。珍しいといえば珍しい。
中国の人って、基本、加熱したもんしか食わへん。要するに火と油の料理が殆どだ。
そんな食生活で、しかもあんまり仏教の信仰が行き渡ってるとも思えん土地柄で、
精進というのが腑に落ちん。
それでも、例えば、少林寺拳法で有名な少林寺に行ったことがあるんやけど、そこの
門前には、拳法も仏教修行の一つということで、さらなる修行の一環として精進料理を
食わせる有名な店があったんで入ってみたことがある。
何かえらいもったいぶってたわりは、も一つ口に合わへん。
確かに、精進というか、肉は使ってなくて、豆腐や野菜を美味く使ってそれらしくしてるんやけど
相当油濃いんで、心や体を清めて、修行になるとは想像できへんかった。
やっぱり考え方が違う? お国柄? 違いは大きい。
ここのはどうなんやろ?
最近できた、日本人の友だちを誘って3人で行ってみる。

なんだか、理念のようなモンを書いてあるけどさっぱりわからん。

とりあえず、料理を頼んでみる。
ご飯はごはん。

ビーフン。具は野菜。あたりまえ。

青唐辛子の炒めもの?

肉は入ってない。あたりまえ。
いや、もしかしたら、青椒肉絲?
それやったら、細長いのは豚肉もどきか?
干豆腐かな?
それにしても、あんまり本格的な精進料理ちゃうなあ?
それではと、豚肉炒めみたいなのを頼んでみる。

たしかに、豚肉のような、「もどき」料理だ。
素材はなんかわからんけど紹興酒と黒酢をつかった濃い味付けなんでそれらしくは
感じられる。
でも、結構油こい。
どれも、そこそこ美味しい。
けど、日本のお寺で精進料理を食った時のような、「ほう、こうこくるか?」というような
驚きはない。
けど、ベジタリアンとか、ビーガンとか言ったような、素材をひたすら大事にして食わせる
ような類のもんでもなさそうだ。

今は、流行り時期なんかもしれん。これからどんどん洗練されてくるんやろか?
さて、どうなることやら。
3人で三皿、1人20元(約300円)程度、今のわしらの食事にしては高い方。
ご馳走さんでした。

永康寿素餐館

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ありがとうございました。