山上の伽藍を巡る。
さて、上醍醐寺の社務所を通り過ぎると大きな絵看板がある。
なるほど、ここを左手に上がっていくといろんな伽藍があるようだ。
では、登って行こう。もう少しだけ、高度差がある。
醍醐水。
なるほど、ありがたい水がでたとこらしい。
醍醐というのは、チーズみたいなバターみたいな古のありがたい食べ物。
それにちなんだありがたさがある? 醍醐味?
知らんけど。
もう少し上がると、准胝観世音菩薩があるらしい。
上に行ったら更地だった。
只今、再建予定中。
とても良い場所にあるのに、残念だ。
程よい太陽の光があたってポカポカと気持ちが良い。
しかし、見るものがない。上に上がる。
薬師堂があった。山上伽藍の中では最も古い建物らしく、国宝になっている。
あの小さな穴から覗いたら、薬師如来様や日光、月光菩薩様を拝むことができたんやろか?
じっくり見学するんもええんやけど、わしらは山を越えて行かんとあかんのだ。
もう少し先を急ごう。
おや、道端に小さなお地蔵さんが。
わしはこういうのが大好きだ。
道中の無事を祈ろう。
更に上る。
鐘撞堂が見える。
其の奥に由緒有りげな建物が見える。
どんどん登っていくと修験道の山伏のような恰好の銅像がある。
なるほど、これが、修験道の聖地たる所以なのか。
なんだか、大峰山の山上ヶ岳頂上にきたみたいやなあ。
洞川から通常の登山道を登っていくと、時には山伏の恰好をした人たちと出会うことがある。
本物もいるし、つもり修行の人もいてる。
時には、よく映像なんかで見るように、がけっぷちでロープをかけられて、
「親孝行するか」、「○○やめるか」なんて、いろいろ誓いをたてさせられてる
人たちもいてる。
あんなんされたらかなわんなあと、横目で見ながら頂上までくると大峯山寺がある。
そこにはいろんな修行の人達がきて賑わってる。
わしらは関係ないんで通り過ぎて、次の山に向かう。
今から思えば、個別に山伏やら修験道の場所があるというわけではなくて、
日本中つながっていたのだ。
ここがその元締めなんかもしれん。まったく、知らんけど。
これが五大堂。
役行者さんたちがいてはる。
この人達を祀ってるんではなくて、建物の中には五大明王がいてはるのだ。
これは重文らしい。
てなことで、ちゃっちゃと失礼する。
先へ行こうとして面白いことに気がついた。
ここらあたりの階段は段の付け方が変わってる。逆反りというのか、なんだか、
これが意外と歩きやすい。
凍結時に歩きやすいようになってるんやろか?
意味はわからんけどこんな階段があちこちにある。
面白い。
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ありがとうございました。