鎮江で旧英国領事館跡あたり、今は、再開発された老街あたりをうろついていた。
街は綺麗に修復されているが、中身は昔ながらの老街のようだ。
それで、帰りかけたら香醋屋が目についた。
100年続く老字号だと書いてある。
そういえば、鎮江は香醋で有名な所だと聞いている。私のお土産リストにもちゃんと
載せている。
「いらっしゃい」、「香醋の店だね」
「そうですよ、古くから続く有名な店です」
「好い香醋ある?一番いいのはどれ?」、「これですよ。24年モノ」
「ほんまかいな。飲ませてくれる?」、「いいですよ、どうぞ」
「うん、これは甘いなあ」、「それに深みとコクがあるで」
「なかなか、よさげやね」
「これ買うわ、いくら」、「35元です」
という事で、肝心の値段交渉もしないで買ってしまった香醋だが、なかなか好い味だ。
帰って良く見たら、24年ものとか何処にも書いてないし、甘みも、そういう成分を
入れているみたいなので、熟成による甘みやコクなのかどうかは定かではない。
しかし、このまま飲んでみたり、冷奴にかけてみたり、いろいろ試して食べている。
なかなか好い味で、私としては気に入っている。
熟成と深みについてはもう少し研究してみたいと思う。
香醋も奥が深いのだ。
これは、そのお店。
毎週金曜は酒や茶に関する話です、が今回は香醋に関する話でした。