今回の上海、鎮江、楊州の旅行は、まず上海から鎮江までの列車の旅だった。
新幹線、「和諧号」があるので快適に1時間半程で到着した。
鎮江は昔から長江を渡る船の便の重要な拠点として栄えたところなので、大きな街
であるはずだが、見た感じは平凡な中程度の規模の街のようだ。
まず、足をなんとかしないといけない。事前に車の手配は出来ていないので、タクシーを
雇う事にした。交渉しなくっちゃ。
駅前のタクシー乗り場だと、交渉の余地無くメータ走になりそうなので、駅から
離れてタクシーを捜す。と、女性運転手のタクシーが来た。何となく安全そうなので
(女性だと安全というのは偏見かなあ)止める。交渉しようとするが、この辺は止まれない
と合図をするので、とりあえず乗り込む。
それで、交渉再開だ。「鎮江でいろいろ指定の場所に行って、その後、楊州に行って
幾つか廻って、最後は鎮江駅に帰ってくる」、「これで幾ら?」と言うと、
「4時過ぎに車の交代があるので、それまでになるからいいか」と言ってくる。
「帰りの列車は17:18だから、4時過ぎには駅にいたいので、全然問題ないよ」と言うと、
「300元でいいか?」と言う。「OK!」という事で出発だ。
暫く走ると、道端で車が停まって、運転手が男と入れ替わる。
「え、どうしたの?」と驚いていると、「帰って子供に御飯たべさせるから、旦那と
交代だ」と言う。どうやら一日契約になったので、旦那のアルバイトになってしまった
ようだ。「しかし、ライセンスは彼女やけどなあ・・」、「まあ、いいか」
でも、暑い!、エアコンつけて欲しいなあ!
それで、最初は焦山公園に向かう。ここには、定慧寺という仏教の古刹と対英阿片戦争時の
砲台跡があるのだ。
さあ、チケットを買って入ろうと思ったら又、交渉事だ。
「私達はあまり時間がないから、どこもチャッチャと行きたい」と車の運転手に
言ってあったので、ガイドを雇ったらどうだという話なのだ。
「ゆっくり説明を聞いている時間がないのだ」というと、「だからこそ、ガイドが
必要だ」と言うのだ。「短時間でポイントを抑えようと思ったら、良く知っている
専門家がいないとだめでしょう」と言う。「成程それもそうだ。説得力あるなあ」
という事で、ガイドを頼んだ。
いきなり渡し舟だ。「こんなんだったら、ガイド頼んでよかったなあ」と思いつつ
河を渡る。山頂には万佛塔が見える。着いたところが定慧寺だ。
チャッチャとポイントを巡りながら奥に進む。快適かも。
鎮江、焦山公園
- 2008年10月4日
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