コロナ日和の日々、妄想の旅に出る。麗江、シャングリラの旅−05、昆明空港に着いた。

昆明空港に着いた。

今回の旅は、麗江とシャングリラに行く妄想の旅だ。シャングリラというのは、
「失われた地平線」という有名な本の中で、崑崙山脈のどこかに飛行機で不時着した主人公が
シャングリラという桃源郷に行き着くという話でわしもそれを読んで、本当はどこやろと
一生懸命文脈を探したけど、全くわからへんかった。どういういきさつか、根拠があるんか
わからんけど、中国の雲南省にシャングリラ市と名付けられ場所ができて、今はこここそが
その桃源郷なりと言うてはる。
まあ、そういう国やからしょうがない。
どんなにええとこなんか、いっかい見てみたいと思ってた。
さて、それが今回実現するか。
シャングリラに行こうと思うと、雲南省の麗江に行かんとあかん。北京から麗江に
行くには雲南省の省都である昆明の空港を経由することになる。昆明空港というのは
中国でも有数のハブ空港ではないかと思う。ここを拠点に国内だけでなくバンコクや
プノンペン、ビエンチャン、デリーやカトマンズ等々東南アジアのいろんな国に行く
中国の航空会社の便がいっぱい出ている。格安で東南アジアに行きたい場合、この
路線がとても便利なんで非常によく使う。
わしが、カトマンズやバンコクに行くときも、まず上海に着いて、そこから昆明を経由して
目的地に行く便が殆どだ。
今回は深夜便で北京から昆明まで行って、朝、未明に昆明から麗江に飛ぶ。
北京から昆明までは3時間ほどやったかな。とても順調にことが運んだ。
晩飯をたらふく食ってお酒も飲んでほろ酔いでええ気分で到着した。
しかし、ここで夜明かしをせんとあかんのだ。ここで夜を過ごしたことは何度もある。
ある時は、わずかでも寝ておきたいと、深夜まで運行してるバスに乗って近くのホテルまで
寝に行ったときが何度かある。しかし、ある時、到着が1時間以上遅れ、しかも荷物が
出るまで2時間ほどもかかってしまって、ホテルまで行っても2時間ほどしか寝ることが
できへんかったときがある。それ以来ホテルに寝にいく選択肢は殆どなくなった。
この日も待合所で夜明かしだ。

そんな人は沢山いてる。山程いてると言っても良いくらいだ。
待合ところは満員だ。
夜が更けてくると、飲食店も全部しまってしまう。
閉まる前に食っとくか買っとくかしないと朝までに腹が減る。とりあえず食っておく。
そんな店でも閉まってしまえば勝手に入ってそこで休憩してしまう人たちでどんどん埋まっていく。
横になって寝る人もいる。
なんでもありだ。
ルール無視の厚かましい人ばっかりと思うけど、そうでもないみたい。
ここではそれが普通みたい。
どの階に行っても満員御礼だ。なんでこんなに人がいてるんや?
最初は声高にしゃべりあういつものパターンでわいわいやってはるけど、さすがに夜が更けて
くるとだんだんと静かになってくる。
若い人はスマホを見たり、音楽を聞いたりしてはる。
時間はゆっくり流れる。
昔に比べたら空港はとても綺麗になっている。これって改装されたんやろか、別のところに
新しく建てられてんやろか?
深夜でも車の出入りはあるけどさすがに少ない。
バスは午前2時頃まで運行してる。それをすぎるとタクシーか白タクになる。
白タクにも乗ったことがあるけど、値段交渉したつもりがそれは乗り合い料金だったようで
他の人も乗り込んできた。それぞれの行き先をまわりつつ、わしのとこが一番遠かった。
ぼられたわけではなかったけど安かったわけでもない。ちゃんとしたタクシーを待つか、
空港で夜を過ごすべきだとその時も思った。
横になる場所なんかよう見つけんので、座ってるしかない。腰が痛くなる。
けっこうつらい。何度もトイレに行く。けっこうつらい。
めんどくさい夜が明けてやっと麗江にいく便の時間が来た。
やれやれだ。

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ありがとうございました。