コロナ日和の日々、妄想の旅に出る。V国へ、H市からF市へ列車の旅−17、遅い昼飯に名物カオ・ラウを食う。

遅い昼飯に名物カオ・ラウを食う。

朝早かったんで昼過ぎくらいまでに昔日本人が暮らしたというH街の中はほぼ見終わったのでは
なかろうか。
昼も大分すぎて腹が減ってきたんで、この地の名物カオ・ラウというやつを食ってみよう。
麺を食わせる店はどこにもたくさんある。適当に良さげな店に入ってみよう。
木のテーブルの大きさと古さがこの店の古びて奥ゆかしそうな雰囲気を作っている。
注文したらしばらく待つ。この国の言葉はできへんけど、片言の英語でもなんとか通じてる。
この国の習慣なのか、のんびりしてはる。いらちのわしには向かへんけど、がまんする。
カオ・ラウがやってきた。

簡単に言えば、汁なし麺に近い。
麺は平打ち麺みたい。この国独特の米粉の麺であるけど、フォーとはかなり喉越しが違う。
うどん系の喉越し感覚だ。
それに甘辛醤油系のタレを絡ませている。
上にはチャーシュー的な薄切りの豚肉が載っている。
さらに揚げたライスペーパーもやし、パクチーももれなくついている。
さっぱり感のある日本の冷やしうどんを中華風味にしたようなもんかな?
日本人がいた街ということで、伊勢うどんの影響があるとかいう噂も聞いたことがあるけど
わしはそれはないと思う。日本よりも圧倒的に中国人の往来が多かった土地柄やから
きっと中国の影響では無いかとおもう。中国でも南のほうは米の麺を食うし、汁なし麺も
いろいろあって、その人たちがもたらしたもんではなかろうか。
食ってみたらどう考えても日本的なテイストは感じられへん。
味はどうか?
美味しいけど、格別と言うほどではない。
ついでにホワイトローズといわれるやつを食ってみる。
ワンタンの皮みたいなこれも米粉の皮にエビのすり身を包んで蒸したやつだ。
ニンニクチップみたいなんがかかってる。皮を白い花びらに見立てて餡の黄色っぽい
花芯とともにホワイトローズと呼ぶのだそうだ。
優雅な名前のわりには普通の味。
この国ではエビの料理が多い。
さて、名物は食ったし、沈香も買った。
とても満足な寄り道であった。では、予定通り古都F市へ向かおう。

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