流れた個展の調整にコロナをついて大阪に出る。
昨年は、突然の胃癌宣告に続いて、入院、手術などなどちょっと衝撃的な事が色々あって
それなりに人生についても考えることがないではなかった。
というても何か一大決心をしたとか、人生変えようとか、あんまり大層なことをやる勇気も
カネもない。それでも、これを機会にダラダラ人生に活を入れるのもええことでもある。
てなことでその一環として久しぶりに個展でもやってみようと計画した。
ところが、このコロナさわぎ、5月28日開始の予定、コロナ始めの頃はギリギリ免れるかと期待してたけど、
やっぱりダメやった。とうとうキャンセル。
そのまま虚しく日を過ごす。しかし、このままキャンセルで無くなってしまうのも残念だ。
元々、空きがないギャラリーやから収まってから動き出しても次いつできるかわからへん。
来年後半になってしまうかもしれん。
幸い、自粛要請が全面解除されたんで事務所は開いてるみたいだ。一度行って次回の調整を
してこようと大阪に出かけた。
電車に乗るのは久しぶりかもしれん。コロナ以来、電車は可能なかぎり避けるようにしてる
けど、そうとばかり言うてられへん。車内は緊急事態宣言終了直後に乗った頃に比べたら
格段に混んでいるけど、通勤通学時間帯ではないんで余裕はある。
それでも電車に乗っているとドキドキする。
まるで見知らぬ土地を旅してるみたいだ。変に新鮮で変に高揚感もある。
おもしろい。
乗り換え駅で電車待ちで座ってると中国語と韓国語で案内が入る。ますます旅行感が増す。
「カーニーカー・・・・」なんているはずのない中国人向けにカラスみたいなアナウンス。
空しいではないか。
街にでてもドキドキする。
マスクしたまますれ違う人にできるだけ顔をそむけながら歩く。心斎橋の商店街にも
すこし活気が戻ってきてるみたいだ。外国人は殆どいてないけど旅行者風の人も
いてる。買い物目当ての人は沢山いてる。
初めての異郷の街を旅してる気分だ。新鮮でドキドキする。
ギャラリーに入ると、何と個展の準備をしてはる人が居た。
「すごいですねえ、もうやらはるんですか?」と声をかけると、「コロナに負けてられませんからねえ」
「自粛も解除になったし、元気出さなあかんかあら」って言わはる。
大したもんだ。
豪快な書を書いてはる。こういう迫力、羨ましい。
で、ギャラリー店主と相談。6、7、8月はガラ空きらしい。でもねえ。わし自身が
ここに毎日通ってずっと店番してるということについてのリスクもまだ感じるし、
見にきていただく方にたいするリスク感も考えてしまう。
その後は、いわゆる芸術の秋に突入して、当然のことながら空きがない。
やっとみつけたの12月10日ー15日。大分先ではあるが、安心感は強い。
これで行こう。
ということで決定。
この時期やと手術後1年を過ぎてるんで、消化力もかなり戻ってるんではなかろうか、
近くには食べるとこも飲むとこもいくらでもある。コロナ第2波が来ないかどうかは
心配ではあるけど、その時はその時でまた考えよう。
もう準備はほとんどできてるんで、日にち変更などの微調整だけだ。
作品はこんなに時間があったら描きなおしたくなるかもしれんけど、それもこころの赴くまま。
近づいたらまた、ブログやSNSで公開しますので、お時間のある方は覗きにきてやってください。
折角準備した葉書はもったいないんで日付のとこだけシール貼って再利用しようと思ってます。
12月になったらよろしくお願い致します。
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ありがとうございました。