ベトナムの椀におせちを盛る

今年の正月は久しぶりにのんびりした正月であった。
正月前の休みが長かったせいか、元日がくるまでに大抵の忙しい事が終っていたからだ。
一応我が家でも、正月はお雑煮を食べて、おせちを食べて、お屠蘇を飲む事にしている。
最近は、このおせちを盛る椀にベトナムで買ってきた漆塗りの椀を使っている。
この椀は、綺麗な朱色の漆がかけられていて、上面は金色だ。
金と朱だと如何にも縁起がよさそうなので、正月に使う事にしているのだ。
大きさが40cm程もある大椀が二つなので、結構何でも入る。
ベトナムは漆塗り工芸品も特産なので、沢山売っているが、色や形の好みが
私の感覚とは微妙に違うような気がするので、あまり買っていない。
しかし、これは数少ない気に入ったものの一つだ。
それと、ベトナム漆は、あまり硬く漆を乗せていないので、丁寧に扱わないと
痛みやすそうなので注意が必要だ。
これに、お正月の煮物を入れて食べていると、ベトナムを思い出した。
ベトナムには、日本の煮物のような食べ方をする食べ物は少ないが、
生野菜が多いので低カロリーだ。
又、あの暑い日差しとバイクの喧騒の中で、フォーをすすったり、
葉っぱにいろんなモノをつつんで食べながら、どんぶりについだビール
に氷をいれて飲んでいたいものだ。
最近ベトナムに行ってないなあ。
中国以外のアジアも忘れてはいけない。
今年も、アジアの旅とアジアご飯の暮らしを続けたいものだ。

syoku090107

毎週水曜は食べ物に関する話です。