雪の新潟紀行、北越秋山郷を尋ねる旅ー14、出発したのはいいけれど、坂登れるか。

出発したのはいいけれど、坂登れるか。

さて、雪まみれの中を出発だ。結構不安やけど、そのために四駆を借りたんやから
大丈夫やろ。まずは宿から国道に出んとあかん。細い山道やけど宿の方がブルドーザーで
除雪してくれてるんで安心して登れる。やっぱり四駆は快調やわと思いながら走る。
ぐるっと回って国道に出た。やっぱりここら辺は除雪してない。新雪が積もったなかを
走らんとあかん。すぐに急な上り坂になる。
四駆の威力を発揮するところだ。
大きなカーブを曲がりながら登る。何かおかしい。勢いがない。慎重にゆっくり
大きな操作をせんようにアクセルを踏む。だんだん勢いがなくなっていく。
そのうちタイヤが空回り始めた。完全に滑ってる。おかしいなあスノータイヤは
ちゃんと履いてるし、四駆の威力はどうなったんや?

やむなく、友人の車を降りてもらって押してもらう。しかし登り坂、押したくらいでは
動かへん。何度も押したり引いたり、小刻みに動いて見るけどタイヤは虚しく空転する
ばかりだ。困り果てて、宿に電話してみる。でも、その坂は四駆やったら何の問題も
なく登るはずやと言うだけだ。もうちょっと頑張ってみる。
それにしてもいきなり車を押さんとあかん様になるとは思ってもみなかった。
心配も含めて汗だくだ。この先どうなるんやろ?
さて、頑張っても一回押してみるか。
その間に友人が車の運転席を探ってる。
「四駆ボタンあったで」というではないか。
そう言えば借りたときに、これはフルタイム四駆ですって言われたのを鵜呑みにして、切り替えボタン
なんかチェックしてなかった。なんやずっと四駆無しで走ってたんや。
ボタンをおしたらグングン動くではないか。

雪にめり込んでスタックしてたのが、やっと抜け出した。

念のために友人一人乗ったまま坂を登り切る。問題無し。ありがたい。

これで普通に走れる。
やれやれだ。
それにしても、フルタイム四駆ってボタンを押したらって話やったんか。
かなわんなあ。一段落して、やっと全員車に戻る。体にかかった雪を払い落として
やっと一安心。
これで当たり前やと思ったらちょっと腹が立つ。
興奮と焦りで一気に喉が渇いた。呼吸を整えて再出発。
しばらく走ったら除雪した道になった。ありがたや。

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ありがとうございました。