雪の新潟紀行、北越秋山郷を尋ねる旅ー04、雪の田圃に白鳥が飛んでる。

雪の田圃に白鳥が飛んでる。

新幹線は自由席が良い。繁忙期で指定席をとってなかったら座られへんというのは爺さんには
辛いけど、そこそこ空いてるんやったら自由に座れるほうがいい。
さて込具合はどうかと心配しつつ列車を待つ。
定刻通りに列車が到着。これを見るたびに中国の新幹線って彼らは国産っていうけど、
どう見てもこれとそっくりやんかって思う。
わしがどう思おうと列車は止まってドアが開く。席は結構ガラガラに近い。順番に
窓側が埋まっていく。後から来て席がなかったら、その横に座るしか無い。
それはそういうもんだ。しかし、気になるのは、誰もが空いた座席にドンと自分の
荷物を置いていることだ。これは新幹線に限らない。他の乗客が入ってきたらそれを
どける人もいてるけどそのままの人も多い。
これってやっぱり見苦しいって思う。品がない。
わしはやらんとこう。

まあ、とにかく席が確保できた。右側の方が景色が良いか、左側の方が景色がよいか、
初めての路線では悩ましいとこだ。わからんままに左側にした。
こんなにゆったり座れるんやったら弁当を車内で食った方がよかったって思わんでもないけど
旅の空では窓外の景色をずっと見てるのも悪くない。
段々と都市部をすぎて田園風景が見えている。

期待よりは雪は少ないけど、これはまだ都会やからであろう。

おっと、鳥が飛んでいる。カッコええ。
絵になるなあ。

これってもしかしたら白鳥とちゃうやろか?
明後日の夕方は、白鳥が渡ってきて集まってるという瓢湖に行くんやけど、その白鳥は
昼間は近郊の畑に餌を採りに行ってるという。そういうやつかもしれん。
ちょっと姿が違うような気もするなあ?
何にしても明後日ちゃんと見られるやろ。
1時間かからずに浦佐に着いた。

ここで在来線に乗り換える。

やっと雪国らしくなってきた。

結構寒い。早く電車が来て欲しい。
わしは、和歌山の太平洋側で生まれ育ったんで、雪なんて殆ど知らずに暮らしてきた。
そやから、雪国にきたらとてもドキドキして嬉しくなる。
これからどんどん雪が増えて来ると思うととても楽しみだ。
とうとう電車がきた。

先へ急ごう。

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ありがとうございました。