中国、廬山&安徽、文房四宝の旅−48、安徽、績渓県、石家村へ。

安徽、績渓県、石家村へ。

さて、飯を食ったら今度は古村の見学に行く。車で30分ほど走ると、とても長閑で
優しい田園風景が目の前に現れた。

銀杏の黄色が目にしみる。陶淵明の、「鶏鳴き、狗吠える・・・・・」声が聞こえて
来そうなところだ。

橋を渡って村に入る。

川があったら必ず洗い場がある。

おばちゃんたちが野菜の収穫に忙しい。

黄色がちらり。

安徽省重点文物保護単位。「石家村建築群」。

保護範囲、東西南北10メートルというのは各家の周辺10メートル以内を言うのか?
規制地帯は20メートル以内?
その間は改築などしてはいかんということなんかなあ? 古文化が残るのはええんやけど
住んでる人は大変やなあ。

わしは、九度山暮らしをしているけど、そういう話を聞いたことがある。
九度山も一応世界遺産に含まれた地域が存在するのだ。熊野古道や高野山の聖地に
からんで指定された地域だ。それはとても名誉なことなんやけど、聞いて驚いたのは
偶々その地域に住んでいると家が老朽化して改築したり、壊して新築したりしたいと
思ったとき、かなりの規制があるらしい。
なるほど、言われてみればもっともやけど、それによって何がしかの補助金があったり
保存費用が補填されるとかあんまり聞いたことがない。となると、住んでる人はえらい
迷惑なだけかもしれんなあって気の毒になった。
中国のいろんな町や村でこういう重点保護地域があるみたいやけどそういうとこは
どうなんやろねえ。

てなことを思いつつ村の中に入っていく。

特別古いわけでもないけど、古びた白い漆喰の壁と瓦屋根と曲がった路地がお互いに
よく似合ってる。

ガランとした村のようでありながら人の気配がある。

濃厚ではないけど、気配だけではない。時々不意に人が現れる。

その驚きが面白い。

この時は、思わぬところで釣りにいくオジサンに出くわした。

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ありがとうございました。