中国、廬山&安徽、文房四宝の旅−37、安徽、歙县許村の暮らし。

安徽、歙县許村の暮らし。

門をくぐって村の中に入る。いい感じの村に出会えそうだ。

おばあちゃんが居眠りしてはる。夕方の4時頃、天気もええし、ポカポカしてる頃だ。

時間が経つのを忘れてしまいそう。
時々、果物や乾燥キノコみたいなのを並べてる。

売ってるんやろけど誰もいてはれへん。不思議なことに日本やったら値段を書いて
お金をいれるザルかなんか置いてるんやけどそういうのは見たことがない。
現金を置いとくのは信用できへんのやろか?
どことなく古そうに飾り付けるのは結構上手やね。素材が多いからか?

子どもたちがいて、村の暮らしがある。

奥まで行くと疎水が見えた。

相変わらずの野菜洗いの風物詩、風情はあるが食いたくない。
あの遠くに見える山は黄山ではないやろか?
姿が美しいし、方角からしてもあっちの方ではないかと思う?
その先に見えるのは回廊付きの橋だ。
こういうのがあるのがやっぱり中国の古い村だ。
中に入ってみよう。

えらい立派な回廊になっている。こういう橋を作ろうという発想はなかなかのものだと思う。
これやと人があつまってちょっとした集会もできるし、ワイワイと茶飲み話もできる。
花嫁のお披露目なんかもやったんとちゃうやろか?
橋の中央付近には丸窓が設けられていて、そこから見る景色が一服の絵になるように
設えられている。

てなことで橋を渡ったら、当然橋の向こう側に出る。
向こう側から橋を見たらとても良い感じだ。

これはじっくりスケッチをさせてもらおう。
とても面白い塔がある。

中国の古い文化が偲ばれる。
昔は徽州といえば今黄山登山の起点になってる屯渓よりはこっちのほうが
中心だったようで、歴史の古い土地柄やから良いものが残っているようなのだ。

黄山。

中国では超有名な観光地の一つだ。水墨画と言えば黄山か桂林かというくらいで
誰もが必ず行く観光地であるようだ。もちろんわしも2度行った。
絶景を見るためには晴れてたらええのは勿論なんやけど、黄山の場合はいろいろ
複雑だ。いろんな水墨画にでてくるように奇山、奇岩が連なる玄妙な風景は
少々天気が悪くて霧がでていたりするほうが美しい。特に雨上がりが良い。
雨上がりを見ようと思ったら雨が降らんとあかん。ところが雨が降ると日の出が
見られへん。程よく霧が出て程よく晴れるのが一番ええんやけどそうはいかん。
わしが行ったときは、1度はバカっ晴れ、見え過ぎてスカみたい。
もう1度は大雨やった。霧が出すぎてあんまり景色が見えへんかった。
なかなか程よくとは行かんもんだ。
日頃の精進が足りんせいかな?

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ありがとうございました。