藍染め体験は私一人だったためか予定より早く終わった。
帰りのバスは余裕をみて18時半発で予約してあるから、かなり時間が余る。
それなら、後回しにした野崎家とやらに行ってみよう。
駅の前の通りは広くてなにもないから風がビューと吹き抜ける。
風に向かって歩き慣れてしまった路を又戻る。
ちらほらと観光の人がいるにはいるが温まるほどではない。
「有料か?」抵抗感が抜けきれないが、500円払って中に入る。
このあたりは塩の名所だそうだ。そういえば、道々塩饅頭を売る店が多かった。
塩饅頭は甘いのだろうか?辛いのだろうか?何故塩で饅頭を作ろうと思った
のだろうか?疑問はつきないが、食べないからどうでもいい。
ここでも塩づくりの体験実習があるようだ。
「藍染め実習に比べたら品位はおちるやろ」
勝手に思った。
さすが、財力にあかして贅を尽くしただけの邸宅だ。
「えらい広いなあ」
ぐるっとまわってみよう。
どれだけの部屋があることやら、どーんと突き抜けた部屋の数々が壮観だ。
庭は後回しにして裏に回ってみよう。
裏山を借景にしているようでもないが、裏山に妙に艶めかしいカーブの
石垣を施してある。その石垣に沿って、台所やら漬物小屋などを通って
ぐるりと表にもどると大きな蔵がならんでいる。
全部回るとそれなりに時間がかかるなあ。
桃太郎ジーンズの倉敷、児島へー野崎家住宅へ
- 2010年11月12日
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