桃太郎ジーンズの倉敷、児島へー野崎家の庭にもどる

さて建物を一周したら今度は庭に戻る。
と言っても実際に建物を見て、庭を見てと2度回ったわけではない。
それはこちらの話の都合上2度に分けただけのことだ。本当に2度も回ったら
疲れるだけだ。
ところで、「さざれ石」って知ってるだろうか?
誰でも知ってるあの有名な歌にでてくるやつだ。
「・・・・さざれ石の巌となりて・・・」というくだりがある。
私はあれをてっきりものの譬えと思っていた。何かの話にでてくる架空の
ようなさざれ石が巌になってしまうほどの年月を・・というような感じかな
と漠然と思いこんでいたのだ。玄関を入ると、「さざれ石」と札が立っている
ではないか。
「えっ、ほんまにあるんか?」と驚いた次第だ。
こいつが岩になったやつか。

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そっから先は広大な庭だ。掛けれるだけ金をかけたという感じだ。
様々な銘石があり、様々な銘木がある。手入れもいい。
東屋もあれば茶室もある。
ないものはないほどだ。
それで思った。画を習っているとよく老師に言われる。
「あなたのは描き過ぎですよ」
必要なものが足りなくて、必要でない物がおおすぎるのだ。
この庭もそんな感じ。
なんでもあればいいというものではない。
ぎりぎり必要最小限でまとめる感性が大事なのだ。

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旧家の庭も満腹満腹。