中国、廬山&安徽、文房四宝の旅−15、真っ暗な中ロープウエーで廬山に登る。

真っ暗な中ロープウエーで廬山に登る。

さて、山を下ると日が暮れて来た。これからバスで移動してロープウエーに乗って
廬山に登って一泊する予定なのだ。
ロープウエーの乗り場まで来たらもう日がとっぷり暮れてしまっているし、雨が
ショボショボと降ってとても寒い。
バスを降りて、スーツケースを引きずって乗り場まで行く。スーツケースを持ったまま
ロープウエーに乗れるのか? しかし持って行かんと旅ができへん。
ガイドさんは大丈夫って笑ってる。

廬山

しかし、こんな暗くなってからリュックやなくてスーツケースを持ってロープウエーに
乗るなんてなんとなく気持ちがぎくしゃくしてる。寒い上に落ち着かへん。
それにしてもこんな時間に乗りに来る人なんて居てへんやろ、構内はガラガラ、客は
わしらだけだ。もしかしたら最終ギリギリやったんかもしれん。
それではと半信半疑で乗り場に向かう。
なるほど、これは大きい。

廬山

20人くらいは乗れるんとちゃうやろか?
広いけど短い時間に人間とスーツケースが順番に乗らんとあかん。慎重にすばやく。
ゆっくり早く。
なんとか全員乗れた。
20分ほどのケーブル登山だ。篠突く雨の中、真っ暗で何も見えへん。
ゴトゴトと上がっていく。
ドンドン上に行くと一時的に雨雲の上に出た。雲海が見える。えらい綺麗やんか。
とても幻想的だ。暗いんでわしのデジカメには映らへん。
着いたら、又、慎重に降りる。すばやくゆっくり。
結構せわしない。
降りたら又、小雨の中をバスに乗る。廬山の中は専用の車しか走られへんらしい。
不思議な事に廬山の上は山の上という気がしいへん。大きな街の中を走ってるみたいだ。
山の上の街、不思議なとこや、高野山より街とちゃうやろか?
わしらにとってはこの山は、李白の瀧とか香炉峰の雪とか文学的な話に繋がるとこで
しか無いんやけど、ここにはもう一つの顔があるらしい。

ようわからんけど八路軍発祥に関係があるらしい。毛沢東の記念館があるし、蒋介石と
宋美齢が暮らした寓居跡もある。
中国の人たちが共産党の歴史を学習にくるところでもあるらしいのだ。
そやから前に来たときには、地方の共産党青年団みたいな団体があちこちに先導の旗の
後ろをついてゾロゾロ歩いてはった。
そやから外国人が観光気分で浮かれてたら、えらい失礼をしてしまうかもしれん。
気をつけて歩かんとあかんのだ。
しかし、今回はもう真っ暗やし、雨が降ってるんで、あんまり歩き回る気がしいへん。
飯を食って寝るとしようか。
先にチェックインしたホテルは中国人で一杯。全員学生風、先生みたいな人が前で
訓示中。
やっぱりなあ。

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ありがとうございました。