時々、和歌山遊、和歌浦、観海閣へ

久しぶりに和歌山の友人たちに和歌山で会う事になった、高校時代の友人たちやから
とても懐かしい。というても年に1回くらいはなんらかの形で会っている。
前の時は大阪から阪和線に乗っていったけど、こんかいは和歌山線で行く。
行きは1時間に1本という今でもローカルな路線になってしまった。
比較的家からちかい高野口駅。

なぜか名前のわりには高野山への入り口になってないのが不思議だ。しかし、この町の
中にはこういう古い建物が残っているのが奥ゆかしい。

表全面を飾る昭和ガラスがかっこいい、存在感があって、とても良い雰囲気だ。
ここからローカル電車に乗る。

こういうのは意外と楽しい。平日の昼間やけどガラガラではなくて、というより
ほぼ満員で、学生さんやらサラリーマン風の人やら買い物風の人やら、普通のおじさん、
おばさん、じいさん、ばあさんなどなど、賑やかだ。
ほぼ1時間、気持ち的にはあっと言う間に和歌山に着いた。
和歌山駅で友人たちと合流、というても3人やけど、そのままどこ行こ?と言い
ながらほぼアテもなく、なんとなく東照宮へ。日光だけやなくてここにも東照宮さんが
あるのだ。
さあ行こう、やけど降りしきる雨の中、気が進まへん。しかもいきなり階段がある。

しかも、えらく急で長い。
ぼちぼち登ろう。一段一段の段差が想定以上に大きい。結構腰にくるなあ。
雨で滑るし、かなわんなあ。
ぶちぶち、口には出さんけど心の中で弱音を吐きながらも登ってるうちに、いつのまにか
上に着いた。

こんな小高いとこにあるとは知らんかった。
和歌浦、片男波方面の海の景色が見える。

さくっと拝んで、さくっと見たら、雨が酷いんでちゃっちゃと降りよう。
帰りには帰り用の階段がある。いささか段差が低いけど距離がながい、滑りやすいのは同じ。
では、次へ。
とりとめもなく目的もなく、思い立ったあたりへ。
近くに玉津島神社がある。その横にある観海閣というところに行って見たい。

玉津島神社は古くから万葉の歌枕でもあるし和歌の神様を祀る神社として有名と
いうことなんやけど、それよりは小学生の頃、いっときこの近くに住んでいたことが
あってその懐かしさの方が先に立つ。

神社の向かい側に小さな島がある。そこに渡る小さな石橋のたもとでその頃の
ある時期、あさりがいくらでも採れたことがあった。朝学校へ行く前に小型のバケツを
もってそこまで行ってザクザク、ザクザク、心配になるほど出てくるやつを一杯に
して持って帰る日々が続いた。それがいつまで続いたか、ある日突然採れなくなったか
その辺は昔のことで定かでは無い。
その頃はこのあたりが、万葉の昔からの由緒ある土地やとは教えられて聞いては
いても何の興味もなかったけど絵を描いたりするようになるとなかなかええとこやと
わかってきた。

昔ながらの楼閣は残念ながら壊れてしまって無粋なコンクリートになってしまったと
しても昔を偲んで想像しながら絵にすることはできるのではないか。

幸い裏山には塔が残っている。

はるか対岸には紀三井寺が見えている。

ここを回り込んで、玉津島神社の反対側にでたら不老橋がある。

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ありがとうございました。