やっと着いた。安堵のため息をつく。もう歩かんでもええ。しかし、油断は禁物、
ここはまだ2800メートルの高度にある。安心してビールなんかをガブガブ飲んだら
えらいことになるかもしれん。それはともかく、村の門に入ったら、一本道だ。
道の両側に村が長閑に展開している。今やトレッキングブームなのかホテルのような
家を建てて居る工事現場がとても多い。
ちょうどその工事現場なのか、これ専用なのか石を砕いてる場所があった。大きな石を
砕いて建設工事に使えるような小石を作ってるんやろか、手で叩いて砕いてる。
小さな子供も一生懸命働いて居る。恐ろしく効率が悪そうやけどこれはこれでええん
やろか。家族総出でせっせと石を砕いてはる。
通りを半分以上抜けたところに本日わしらが泊まるホテルがある。
ここを左に曲がった奥にあるのだ。
裏の方はこんな景色、なかなかええやんか。
左手の階段を上がる。今更階段はきついけど上がらんと決着がつかへん。
とりあえず部屋の鍵をもらって旅装を解く。
やれやれだ。
では、飯を食おう。ホテルの食堂は部屋のすぐ隣、とても便利だ。
何を食うか、やっぱりネパールの料理がいい。しかし、ダルバートはちょっと
飽きてきたかな。
で、チキンカレーとチョウメンを頼んで、二人で半分ずかして食べることにした。
カレーはなかなかええ感じ。
最近食ってたんはカレーとは言い難かったような気がするんでやっとカレーらしき
スパイス感が味わえる。適度なシャバシャバ感もご飯に合っておいしい。
チョウメンというのは見た感じ焼きそばそっくりだ。
というか味も焼きそばそのまんまだ。ちょっとスパイシーで、もちろんソース味はない。
疲れてるんでそうガツガツは食えんけどとても美味しかった。
朝9時に出発して到着が12時半、往路は3時間ほどで行けたんで少々余分にかかって
いる。まあそんなもんかもしれん。
ご飯が済んだころ、ポーターさんが戻ってきた。荷物は先に届いていたけど用が
あってどこかに行ってはったのだ。
この行程でずっとわしら二人分の荷物を背中に担いで、ビュッと走るように歩いて
はった。さすがシェルパ族の若者だ。小柄ではあるが精悍で頼もしい。
ありがとう。
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