雪が凍って滑って、滑ってしょうがない道をこけながら降りて行く。この道は
ゾッキョやロバが通ってないんで通行で雪が溶けることはないんやろと思う。
荷運びのロバやゾッキョは居てへんけど斜面で遊んでるのをくる時に見た。帰りに
見たのはヤクだ。
最初は毛深いというより黒い剛毛の塊みたいなんが斜面をうろついてるんでびっくりした
けどようみたら動物やった。
横目で見ながら慎重に降りる。
先にいくのはポーターのお兄さんだ。雪道なんかものともしないでスイスイ降りて行く。
やっと最初の急坂を下りきって学校のところに出た。
ナムチェ・バザールまではまだ大分降りやんとあかんのだ、
そっからさきも、倒けつ転びつ、やっと村が近づいた。
最初に見つけた村の雑貨屋さんで真っ先にストックを買った。やれやれという思いだ。
うれしい。家に帰ったらちゃんとしたんがあるんで、ここでは一番安いバッタもんで
ええからそれを一本買おう。見た目には有名ブランドの名前が入ってるけどどうも
妖しい。値段も一本900円、どう見たってバッタもん、よう見たら中国製やった。
こんなとこにも中国製がバンバン入ってきてるんやなあって驚いた。まあ、隣の
国やからどうでもなるか、そういう世の中だ。
ここから先はかなり安心、随分歩きやすくなった。
元気よく歩いて、村の中に入る。
一軒の茶店の前でガイドさんが停まった。
ここで休憩という。嬉しい。ほっとする。やっぱりこけながら下りてくると
とても体力を消耗する。疲れが倍ほどある。
熱いお茶を飲んで休めるのがとても嬉しい。
可愛いお嬢ちゃんたちが恥ずかしそうに迎えてくれる。
なんかないかなあってポケットを探ると飴ちゃんがあった。それをあげる。2人に
同じ数だけあげないといけない。にっこり笑って受け取ってくれたけど、舐めてみて
苦い顔をされた。よう見たらハッカの飴やった。失敗、失敗、でも他にはない。
今度は甘いのを持ってくるんで御免なさい。
そのうちにお茶が出て来た。
普通は砂糖を入れへんのやけど疲れたんで甘くして頂こう。
とても美味しい。生き返るではないか。
さて、まだまだ頑張らんとあかん。
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ありがとうございました。