雲南省、棚田、少数民族、奇観絶景の旅-37、タイ族の村、橄攬壩へ

さてこれから橄攬壩(カンランバ)というところに向かう。タイ族の村らしい。
このあたりは国境近くなんで、いろんな少数民族が住んでいる。というか、
いろんな少数民族が住んでるところに勝手に国境が引かれたのだ。本当は勐腊
(モンラー)というラオスとの国境の村に行ってみたかったんやけど、ガイドさん
とスケジュールを決める時に、遠いというのと行っても何もないと言うんで、
却下されてしまったのだ。勐腊まで行ったらラオス行きのバスがあるらしい。
こういうのはワクワクドキドキやなあ。いつか機会を作って行ってみたい。
国境を越えていくバスってとても刺激的だ。前にベトナムのホーチミンから、
カンボジアのプノンペンまで国際バスに乗ったことがある。これもとても刺激的
で面白かったけど始点と終点がはっきりしてるんで戸惑ったりうろたえたりすること
は殆どなかったけど、乗り換えがあるようなやつは結構神経を使って口が渇く。
国内線でありながらマレーシアの長距離バスもわけのわからん乗り換えがあって
驚いたりしたことがある。それでも、やっぱりわけのわからん旅をできるもん
なら続けたいなあと思う。歳とともに気力が落ちてきたけどこういう醍醐味に
向かう気持ちはなくしたくないなあ。
バスの中は暇やからいろいろ考える。
確かに情報通り工事中ではあったけどそれほどの渋滞はない。

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高速道路を走らへん分地元の風景が感じられてええ。

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だんだんと農村地帯に入ってきた。

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ぼちぼち近づいたんではないやろか?

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ここらしい。まるでタイの田舎に来たみたいだ。

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ここで電気自動車に乗り換えて観光村の中をまわるということらしい。

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料金ゲートを超えると、10数人乗れそうな電気自動車が次々にやってきて、
ポイント、ポイントで停まるから空いたやつどれに乗ってもいいということだ。
待ってるあいだに知らん人がからんでくる。どっからきたんやとかしつこく聞いて
くる。あげくはお前はフィリピン人かと言う。何でやねん。台湾人かって聞かれる
ことはようあるけどフィリピン人と言われたことは初めてだ。それも中国語で
言うてくるんやから面白い。フィリピン人がそんなに来るんやろか?
フィリピン人が中国語喋れるって思てんやろか?
しつこし、けったいなやつだ。

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でそれにのってぐるぐる回る。

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特に何がどうと言うことはないけど行きがかり上、しかたがない。
なるほど、なるほどと言いながら現地のガイドさんについてまわる。

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ありがとうございました。