雲南省、棚田、少数民族、奇観絶景の旅-13、元陽に行く途中、果物屋台に出会う

まだ雨模様の建水を出発する。いよいよ元陽の棚田の村に行くのだ。しかし、この
雨が気になる。少々の雨なら霧がでてええ感じになるんやけど土砂降りの中で
全く見えへんという事態が恐ろしい。どっちにしても行ってみんとわからん。
バスは見てる間に郊外に出て行く。というより山が多い。山道を登ったり下ったり
してるうちに大きな交差点のところに出て、停まった。
「果物を買いましょう」と言うことだ。

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交通の要所を巧みに利用して長さ数十メートルほどの果物屋台がここに集中している。
遠目にも美味しそう。

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ここはベトナムやタイとの国境に近い、南国の果物がいっぱいありそうだ。
まず真っ先にマンゴスチンを探す。
わしはあれが一番好きだ。透明なつぶつぶのプチュっとしてニュルッとして、
さっぱりしながらも甘さたっぷり、とても美味しい。しかし、一生懸命目で探す
けどあれへん。

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果物は沢山あるけど、少々季節外れかもしれん、わしがうまいと思うやつは殆ど
なかったようだ。

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でも、気前よくじゃんじゃん試食さしてくれる。
バスの中で皆で食うためにバナナやらミカンやらを買っておこう。
もしかしたらと思うドリアンもなかった。あれはあったらあったでやっかいな
匂いのもんなんやけど話のタネには面白い。
山椒や唐辛子の瓶詰めも売っている。この辺のもんやったら新鮮で美味しいかも
しれん、一つ買って帰ろう。

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この場所は、右に行ったらこれから向かう元陽だ。

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左に行ったら河口と言ってベトナムとの国境に向かう。多分ここからは数時間
以内でいけると思う。今回も行って見たかったけど、元陽棚田がメインなんで
そっちに時間をとりたかったために諦めた。
でも実際はわしは行ったことがあるのだ。このコースからではなくて、ベトナム
のハノイからサパというところに行く途中で河口に行ったのだ。
ただ国境が見れるというだけやけどそれはそれなりに妙に嬉しい。
国境というのは唯の橋だった。橋を渡って川の向こうがあっちの国なのだ。
ちょっと紹介しよう。

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地元の人はただ淡々と橋を渡るだけ、

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簡単なものだ。
両国の仲がええかどうかようわからんけど、緊張感は殆どない。
ベトナムからでも河口の文字が見える。

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あのまま左の道を通ったらここまで来てたということだ。
もちろん列車にも国境がある。

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いつかはここを通って国際列車の旅をしよう。

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ありがとうございました。