「びわいち」琵琶一周サイクリング(北回り)で暑気払い-10、堅田の浮御堂

堅田の浮御堂、前に来た時は浮見堂って間違えてしまってた。入り口にちゃんと
石碑があるのに気がつかなんだ。ブログにも間違えて書いてしまった。よう考え
たら御堂が湖に浮かんでるようやから浮御堂なんで、当たり前のことを何も考え
んと勝手決めしてたらしい。
それはええとして、この御堂はわしらの絵の先生も来たことがあって、えらく気に
入ったらしくて何度か画題に登場するんでよく覚えてる。

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中に入ると、立派な松がある。

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近江八景のうち、堅田の落雁という風景がここなんやそうやけど落雁はなかなか
条件が揃わんと見られへんけど松は何時でも美しい。

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こんな風に仕上げるんは手間暇かかったんやろなあって思う。
しかし、今は修理作業中らしい。
松を見るとわしらの絵の先生の技を思い出す。他の技もすごいんやけど、松の
葉を描くときのテクニックはものすごい。めちゃくちゃ素早く描くけど、その
線は細くて優美で乱れがない。美しさは一緒やけど濃淡、疎密、大小の変化が
自然についていく。しかも筆は触ってもカラカラなほど墨の水分がないのに、
描かれた線はとても瑞々しい。あの技を身につけるのにまだ何年かかるんやろ
と情けなくなるほどだ。
昔の画家では円山応挙の松の葉が綺麗やと思う。優美で繊細で鋭くて正確だ。
まあ、絵は全部で見せるもんやから松の葉だけ綺麗でもしょうがないんやけど
たった一箇所で全部をぶち壊しにする場合もあるんで練習は怠れないのだ。
それはええとして、折角入場料を払ったんやから浮御堂をちゃんと見よう。

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前と変わった? ちょっとそんな気がしたけどそんなはずはない。
視線をちょっと引いてみると、背後に近江富士が見える。

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ここの夕暮れに雁を飛ばして絵にすればええんかな? いつかやってみよう。
そのために素材をためておく必要がある。

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因みに、近江八景とは、比良の暮雪、堅田の落雁、唐崎の夜雨、三井の晩鐘、
粟津の晴嵐、瀬田の夕照、石山の秋月、矢橋の帰帆となってるらしい。
いつか絵にしてみようか。題を決めて絵を描くことも練習のうちだ。
ところで御堂の前でブクブクしてんのは何なんやろ?

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気になる。
その先には琵琶湖大橋が見える。

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こうしてみるとなかなか美しい。この後あそこまで行って渡らんとあかんのだ。
前に来た時はこの近くの祥瑞寺というところにも行った。一休禅師が修行して
いたと言うお寺だ。今回は場所すら忘れてた。
又、次の機会にゆっくり来よう。
少雨決行中の自転車旅、先を急ごう。

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ありがとうございました。