えらいこっちゃ雨やんか。天気予報は曇りやったんで暑ないからラッキーやって
喜んでたのに朝からしとしと降っている。いややなあ。雨具を持って来てる人は
さっそく着け始めている、(4人中2人)わしらは持ってないから待ってるしかない。
実は来る前に雨具のことは考えた。ゴアテックスの雨具を持って行ったら濡れる
ことはないだろう。しかし、かなり嵩張るんで自転車旅には無理やろと判断、
軽い雨具やったら汗で中まで濡れるんで持って行かんでも同じではないか、暑い
時期やし少々濡れても我慢できるで、なんて簡単に考えて持って来なかったのだ。
雨を目前にしてみると、判断はしたものの覚悟はできてない。しまったなあ。
まあ、いけるやろと自分に強がりを言って聞かせて出発する。
幸い、小一時間ほど走ったら小降りになって、又暫く走ったら降り出して、又
やんでという微妙な繰り返しながらダメージは少ない。
出だしは国道筋を通る。雨の道は危ない。
前が見にくいし、地面が滑りやすいんでバランスが狂う。特にロードバイクに
乗ってる友人は大変そうだ。ベテランであってもタイヤが滑ったらどうしょうも
ない。しかも国道の側道がかなり狭いところがある。
案の定バランスをくずして石壁ですって血をながしてた。
皆気いつけよう。
暫く走ると道は国道のまま湖岸に出た。
雨に濡れた湖岸の景色は悪くはない。
湖の中に鳥居がある。由緒正しい神社みたい。詮索してる気持ちの余裕は無い。
時々休憩して、給水しなくてはいけない。雨は降ってるけど口の中には入って
来いへん。田畑の緑に心を癒やされながらしばし休む。
国道横を走るときにはこんなトンネルがしばしばある。普段はイヤやけど、雨
の時は助かる。
湖岸では釣りをしてる人が多い。わしらも他人がみたら何を好きこのんで雨の
中を自転車で走ってるんやと思うんやろけど、わしらとて特別意地があるわけ
やないんで即刻中止してもよかったんやけど、借りた自転車の悲しさ、返しに
いかんとあかんのだ。雨中で釣りをするひとはそんな理由はないやろから、やっぱり
好きなんやろと思う。
暫く近江舞子などの海水浴場のあたりを走ったあと、道路は又内陸部に入っていく。
こんどは湖西線に沿って走るようだ。
貨物列車が走っていく。こんなんもええなあ。
村々に神社がある。
少し雨脚が停まって、山間が朦朧としている。
こんなんもええ。
なんだかんだとタラタラ走ってる間に、もう琵琶湖大橋が見えてきた。
意外と早いなあ。
雨は上がりつつあるやろと考えたら、時間に余裕がある。ちょっと通り過ぎて
堅田の浮御堂まで行ってみることにしよう。
一旦、琵琶湖大橋への道を間違わんように確認したうえで行きすぎる。事前に
来るつもりがなかったんで情報を仕入れてなかった。前に来たことあるはずや
けどあれは駅からバスで来たんで勝手が違いすぎる。大体の方角は分かるんで
道行く人に道を聞きつつ辿り着いた。
まだ時間があるんで休憩を兼ねてゆっくりしよう。
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ありがとうございました。