時々奈良遊、春の二上山を行く−1、久しぶりの奈良の山。
言い訳を先にしておくとこれは、緊急事態宣言が出る前の話。ノルディックウォーキングの
練習の一環として開催されたイベントやけど、屋外、少人数で3密なしでの行われたやつだ。
二上山駅集合。
九度山からは南海電車と近鉄電車を乗り継いでいく。最近は電車に乗ったりする時も落ち着かへん。
できるだけ触らんようにする。乗客同士お互いに距離を置く。こんなにビクビクしながら
電車に乗るのは今までにないことだ。
駅についたらまず手洗い。
実は、二上山には9年前に登ったことがある。なつかしい。
実は、わしは堺の家いるときは毎日のように二上山を見ていた。朝晩のウォーキングの時に
東の方を眺めたら遥か彼方にあの特徴的な2コブ山が見えるのだ。ちょうど堺から奈良に
向かって竹内街道がまっすぐ伸びているけどその方向が障害物がなく開けているのだ。
あそこに登ってみたいとずっと思っていた。
そして、折口信夫の「死者の書」という本を読んで、これは非業の死を遂げた大津の皇子と
彼をこよなく愛した姉の藤原の郎女との魂の交換を描いた小説なんやけど、大津の皇子の
陵墓がある二上山に行こうと決心したのだった。
あれから随分月日が経った。
今回は懐かしい二上山へ、スピリチュアルな話はおいといてノルディックウォーキングの技法を学びつつ登る。
前回は登山口がわからずにジタバタしたけど今回はインストラクターがいるんで何の苦労もない。
歩き始めてすぐにある専称寺の枝垂れ桜がとても美しい。
これから先、山の中の桜の美しさを期待させるものだ。
日曜日の登山であるせいか、登る人がとても多い。
すぐに山道に入る。
さあ頑張るぞって意気込むけど、ウォーキングの練習やからゆっくりだ。足の運びや
体の使い方に気を配りつつ歩く。
道はとても歩きやすい。
時にはせせらぎを横目で見ながら歩く。
登りでちょっと休憩してはるひと、上から降りて来る人、こんにちはっていいながら
すれちがう。
山はええなあって思う。
樹林帯の中の登りがふと途切れてあたりが明るくなったと思ったら、目の前に奈良の
町の風景が姿を現す。
ちょっと休憩。
これが山登りの醍醐味だ。
元気を出してどんどん登ろう。
桜も出現。楽しいな。
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ありがとうございました。