ミャンマー紀行、祈りと優しさに出会う旅－５０、ヤンゴンからバンコクへ

さて、ヤンゴン最後の夜が明けた。というても何か特別なことがあるわけではない。
今日はホテル出発が8時の予定やからのんびりできる。今までは朝の4時に出たり
で結構慌しかったけど久しぶりにゆっくり朝飯が食える日だ。ここのホテルの
レストランは最上階にある。

今までここから街をゆっくり見る時間がなかったけど今日はたっぷり余裕がある。
正面奥に見えるパゴダは何という寺院なんやろ？

ここからやと裏町風情が良く見える。チャイナタウンってかなりの裏町やったん
やとよくわかる。ビジネス街なんかと違って雑多でやかましくて小汚いけど、
わしの大好きな環境だ。公共交通機関には便利かどうかわからんけど、タクシー
が安かったし、それを使えば空港やバスターミナルにもわりと簡単にアクセス
できるし、帰りもホテルの場所と名前を言うだけで簡単に帰れた。何よりよかった
のは値段が安かったということだ。ヤンゴンだけでなくて、ミャンマーのホテルは
どこも高くなってる。5000円台で泊まれたのはラッキーやと思う。
食事はよくあるビュッフェ形式でちゃんとオムレツも焼いてくれる。

料理も決して悪く無い。

ゆっくりしてみれば居心地がいいホテルだ。
名残は惜しいが次はバンコクに向かわんとあかん。帰りはバンコクで１泊して
日本に帰るのだ。そのまま乗り継いでもええんやけどあまりにもせわしない。
友人はバンコクが初めてやと言うからちょっと味見してみようと思ったのだ。
ホテルのタクシーは良心価格、800円で空港まで行ってくれる。

空港で残りのチャットをドルに替える。大抵の場合、外貨はそのまま記念に残
して置くんやけどあんまりそんなんばっかりやってると資金が無くなってくる。
これから使うタイバーツに替えたかったけどドルしか出来へんみたい。
いつものように十分余裕を持って来たんで空港ロビーではかなり暇だ。しかし、
フライト時間の変更やら思わぬ交通渋滞なんていつでもあるんでその余裕に助け
られたことも多いし、性格は変えられへん。
それにしてもヤンゴン発着のLCCは数も種類も多い。
今が旬の人気なんやろね。
時間が来ると飛行機がでる。

わずか２時間ほどのフライト、何のあいそもないんが心地良い。
バンコクのドンムアン空港からバンコク市内へはバスで行く。バスがあると分かってる
場合は贅沢はせんとバスで行かんとあかん。到着ロビーを出て国内線側に行く。
バス乗り場はすぐに見つかった。モーチットに行くかと確認しつつ乗り込む。
１時間以上かかるはずやから何とか座りたい。奥の方の空席目指してぐいぐい
突っ込む。足元にスーツケースを置く場所はないんで後ろの席の人に一番後ろの
棚に置くのを手伝ってもらう。客の殆どがバックパッカーでお互い様やから、
出来るだけ座れるよう席を詰めていく。どんどん、どんどん乗ってきてあっと
言う間に満席になる。後は立って行かんとあかんけど、それでもどんどん乗って
来る。若い人は元気やわ。