ミャンマー紀行、祈りと優しさに出会う旅-07、バスの旅

やっぱりバスの中は結構寒い。ライトダウンを着たらちょうどええくらいやけ
どスーツケースに入れてバスの横っ腹の荷物入れの中だ。一応預かり券をもら
ってるんで安心やけど、今となっては中身を出し入れするのは難しい。長袖の
シャツを念の為に持ってきたんでそれを着て備え付けの毛布を首まで被って我
慢しよう。それにしても車内には半袖の人も多いのは慣れてはるせいなのか。
シートは2列席と1列席になっていてかなりゆったりしてる。リクライニングは
そこそこ出来る程度。シートポケットに新しいミネラルウォーターが1本入って
いる。わしらはどちらも1列席だったんで、景色をみながら行ける。

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心の準備は整った。では出発だ。
市街地を走って、

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やはりお坊さんが多い。

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行き先のモウラミャインはヤンゴンの南東の方角だ。しばらく走ると郊外に出る。

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想像以上に農村が多い。もしかしたら結構豊かな国とちゃうんやろかと思った
りする。
驚いたことに直行バスではなかった。時々停まる。バス停なんかどうかようわ
からんけど、これがバス停なんやろと思う。

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右の小屋はチケット売り場か? でも道端で拾ったり、好きなとこで降りたり
もあるのがアジアのバスの特長だ。
日本では見慣れない風景ばかりだ。

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市場のようなところも通る。

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信号があるやんか。

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景色を見てると面白いんで2時間くらいはあっという間に経ってしまう。体が
冷えるんでだんだんおしっこに行きたくなる。まだまだ停まりそうにない。
3時間くらい走ってやっといかにもドライブインのような大きなレストランの
前に停まった。バスが何台も並んでいる。車内放送がなんか叫んでるけど、
英語も混じってるみたいやけどようわからんうちに皆降り始めた。
係員に聞いて見ると、「15分休憩」って言う。変やなあとは思いつつ。取り敢
えずトイレに急ぐ。

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でもやっぱりおかしい。もう11:30やし、他に昼休憩があるとは思えない。
よう見てたら、明らかに同じバスの乗客が飯を食ってる。どうしょう、わしら
も飯を食っといたほうがええんとちゃうやろか?
でも15分休憩って中途半端や。飯食うには時間が少ない。丁度同じバスに乗っ
ていた欧米人らしき若者が炒飯みたいなのを食っているのを見つけた。
「休憩って何分やった?」って聞いたら、「わからんけど食事休憩って言うて
たで」という話だ。事情はわからんけど飯食っといたほうが良さそうだ。
空いた椅子に座って通りかかったウエイターに声をかける。
「炒飯? 焼きそば?」なんて面倒くさそうに聞いてくる。
「カレーある?」、ミャンマーカレーって食ってみたくて聞くと、「ある」と
言う。チキンカレーを頼んでみたら、野菜セットがついてくるみたい。

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えらい豪華だ。納豆みたいな小粒の豆はとてもおいしい。筍の炊いたんみたい
なのも日本の味わいににている。野菜は生水で洗ってるはずなんで恐る恐る食う。
カレーはこんな感じ。

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みてくれはインド料理みたいやけど辛くはない。特別旨いわけではないがアジア
の香りがする。ごはんは洗面器みたいなのに入ってきて食べ放題だ。
バスの方や乗客の動きの見ながら急いで食べる。
全部平らげるほどではないんで程々に切り上げて、金を払う。
相棒はヌードル、二人で300円ほど。
再び旅が始まる。

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ありがとうございました。